米国半導体大手直撃!AI半導体輸出規制強化でエヌビディア株価が急落!

10月17日、バイデン政権の中国へのAI半導体の輸出規制強化の発言により、エヌビディア(NVDA)の株価が大きく下落。終値は4.68%安の439.38ドルでした。この輸出規制強化は、エヌビディアを含む半導体製造企業に大きな影響を与える可能性がありますが、エヌビディアの広報担当者は、短期的な業績に大きな影響はないとの立場を明らかにしています。

規制の背景と影響

米国商務省は、AI半導体の輸出をさらに制限すると発表。これにより、エヌビディアのような企業が中国に製品を販売することが一層困難になりました。新規則は、米国が武器禁輸を維持している中国とマカオ以外の21カ国にも適用され、半導体製造装置のライセンス要件を拡大しています。

エヌビディアの対応

バロンズが報じているところでは、エヌビディアの広報担当者は、同社の半導体製品に対する世界的な需要を考慮に入れ、短期的な業績への影響は限定的であると述べました。同社は、多様な業界とアプリケーションに対応する製品の提供を続け、すべての規制を遵守していく方針です。

半導体産業の見解

半導体産業協会(SIA)は、輸出規制の更新が業界に与える影響を評価中であり、政権に対して同盟国との協調を強化するよう求めています。SIAは、過度な規制が米国の半導体エコシステムに悪影響を与え、国家安全保障の前進を妨げるリスクがあると警告しています。

市場の反応

エヌビディアだけでなく、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は1%下落、ブロードコム(AVGO)は2.4%下落、クアルコム(QCOM)は0.6%安、インテル(INTC)は2.1%安と同業他社の株価も17日に下落しました。これにより、半導体業界全体が規制強化の影響を受けていることがうかがえます。

まとめ

エヌビディアとその他の半導体企業の株価の動きを鑑みると、アメリカ政府の輸出規制強化が業界に与える影響は少なからず存在します。中長期的な視点での影響や、これに対する企業の戦略と対応はこれから注視すべきポイントとなります。

*過去記事はこちら  エヌビディアNVDA

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