トゥイリオ(TWLO)は、会計年度第2四半期の売上ガイダンスが予想を下回ったことで、5月10日に株価が急落しました。
同社は9日のマーケット終了後に第1四半期の業績を発表し、10億1000万ドルの売上と1株当たり47セントの利益を計上し、ウォール街の予想であるウォール街の予想である10億ドルの売上で1株当たり21セントの利益を上回りました。
しかしながら、経営陣は投資家との電話会議で、通信事業が逆風にさらされていると指摘し、第2四半期の売上を9億8000万ドル〜9億9000万ドルとするガイダンスを示しました。これは、ウォール街のコンセンサス予想である10億5,000万ドルを下回るもので、これに市場が反応し、10日の市場で株価は16%下落し、46.94ドルで取引されています(米国東部夏時間10:53AM現在)。
最高経営責任者のジェフェリー・ローソン氏は決算説明会で、「消費者向けの利用パターンが緩やかになり、昨年の暗号の利用ピークを超えた」と述べています。
RBC キャピタル・マーケッツのアナリスト、Rishi Jaluria氏は、「トゥイリオの業績は精彩を欠いている」とし、株価の目標価格を75ドルから55ドルに引き下げ、「セクターパフォーム」の格付けを維持しました。
一方、ウィリアム・ブレアのアナリスト、Matt Stotler氏は同社の将来について楽観的で、アウトパフォームと評価し、目標株価を設定していません。
同氏は、「トゥイリオが差別化されたソリューションを提供し、未だ大規模に浸透していない市場でリーダー的地位を維持している。同社は厳しい環境の中で数々の社内改革を進めているが、今回の再編は、マクロ経済環境が正常化したときに、長期的に持続可能で収益性の高い成長を実現するためのより良い位置づけになると考えている」と述べています。
トゥイリオは今年2月に、従業員の約17%を解雇し、さらなるコスト削減を追求すると発表しています。
*過去記事はこちら「トゥイリオ TWLO」