6月に買うべき3つのディスラプター株

破壊的な企業に投資することで投資家は大きな利益を得ることができます。それぞれの市場で業界を揺るがしているディスラプター株をモトリーフールがピックアップしていますので、ご紹介します。

トレックス(TREX)

トレックスは、代替木材デッキ製品のメーカーである。デッキ、手摺、玄関、柵、トリム、スチールデッキフレーム、屋外照明などのアウトドア製品を手掛ける。製品は米国で製造されTrexブランドで販売されているほか、Trexブランドのライセンスを供与された第三者が同ブランドで製造・販売を行っている。主に専門請負業者、改装業者、住宅建設業者を顧客としている。また、卸売業者と木材小売業者を通じて住宅所有者や建築請負業者に販売されている。

出所:マネックス証券銘柄スカウター
企業URLhttps://www.trex.com

従来の木製デッキは面倒なものでした。数シーズンごとにペンキを塗ったり、汚したりする必要があります。木の板は腐ったり、割れたり、シロアリの餌食になったりします。トレックスのコンポジットデッキは、何年もメンテナンス不要で長持ちします。見た目も美しく、再生木材とプラスチックフィルムが主成分なので、環境にもやさしい製品です。

トレックスは順調に業績を伸ばしています。今年1~3月までの売上は38%増で、2021年通年のトップラインの36%増の勢いを維持しています。住宅ブームと郊外化の流れが後押ししていますが、これは、密集した都市に住む人々が、より多くのスペースのある郊外に逃げ出した、パンデミック時の影響だけではありません。同社は過去10年間のうち9年間は、2桁の売上増に成功しています。

目先の懸念は金利の上昇で、好調な住宅市場だけでなく、屋外のデッキ工事への資金調達能力も低下する可能性があります。しかし、住宅の居住空間を屋外に拡張することは、今後も住宅所有者の願いの上位に位置づけられるものと思われます。トレックスは、従来のウッドデッキに代わって、ニッチな分野でシェアを拡大し続けています。

トゥイリオ(TWLO)

トゥイリオは、通信アプリケーション・プログラミング・インターフェイス(API)や、顧客エンゲージメントを改善することを目的としてあらかじめ構築されているソリューション・アプリケーションを提供するための、クラウドベースの通信プラットフォームを運営している。プラットフォームは、APIを通じて、ソフトウェア開発者がメッセージング・音声・ビデオ機能を新規・既存のビジネスアプリケーションに統合できるようにする。また、「スーパー・ネットワーク」(グローバルに展開する通信キャリア網)を活用して、高速かつコストの最適化されたメッセージング・音声のグローバルベースでの通信を容易にしている。

出所:マネックス証券銘柄スカウター
企業URLhttps://www.twilio.com

トゥイリオは、アプリ内通信ソリューションのリーディング・プロバイダーです。テイクアウトの注文を運んできたドライバーが、そこにいることを知らせてくれるのはトゥイリオのおかげです。別荘の予約アプリで、オーナーに空室状況を確認させるのも、トゥイリオの仕業です。

スマートフォンはトゥイリオのおかげでより便利になり、その成長は爆発的に続いています。最新の四半期では、売上は48%増加し、既存事業ベースでは予想を上回る35%増となりました。

第三者機関の推計によると、トゥイリオは38%のシェアを持ち、コミュニケーション・プラットフォーム・アズ・ア・サービス(CPaaS)市場をリードしています。トゥイリオに続くライバルがCPaaS市場のわずか11.8%のシェアしかないのを見ても、トゥイリオの優位性は明らかです。

CPaaS市場は2026年まで年平均成長率34%で伸びていくと予想されており、この分野でのトゥイリオの優位な地位は長期的な成長への道を開くものと思われます。

CPaaS市場の規模は、2020年の45億4,000万ドルから2026年末には260億ドルに達すると予想されています。トゥイリオの2021年売上高は前年比61%増の28億4,000万ドルであり、将来市場の規模から見て十分に成長の余地があることがわかります。

*過去記事はこちら「トゥイリオ TWLO

バンブル(BMBL)

バンブルは、オンライン・デート・サービスの提供に携わっている。BumbleとBadooの2つのアプリを運営しており、これらのアプリでは、ユーザーが月次で入会し、新しい相手を見つけ、互いにつながることができる。

出所:マネックス証券銘柄スカウター
企業URLhttps://www.bumble.com

オンライン・デート・アプリによって、次の交際相手を見つけるために候補者をスクロールすることが、かつてないほど容易になりました。その草分けとなったのがマッチ・グループ(MTCH)のアプリ、ティンダーであり、バンブルはそこから生まれました。

Whitney Wolfe Herd氏は、2012年にTinderの創業チームの一員でした。男性優位の社風に不満を抱いていた彼女は、その2年後にバンブルを創業しました。ティンダーでは、すべてのユーザーが左右のスワイプで相手を拒否したり受け入れたりできますが、バンブルでは男女のマッチングに対して女性だけがコミュニケーションを開始できるようになっています。

バンブルは、ティンダーの親会社であるマッチ・グループよりも成長が速く、過去3年間で年率29%のペースで売上を伸ばしています(マッチは20%)。株価は現在、昨年のピーク時からおよそ半分になりましたが、その成長力に変わりはなく、業界を破壊するディスラプターとして力を発揮するものと期待されます。

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