メタ アナリストの格下げが相次ぎ、25%の暴落

メタ・プラットフォームズ(META)は10月26日に発表した第3四半期の決算と支出計画は、投資家を不安にさせ、27日にはアナリストがダウングレードを相次いで発表しました。
*過去記事「メタ 期待はずれの決算発表で株価が暴落

John Blackledge氏率いるコーウェンのアナリストは、メタの格付けを「アウトパフォーム」から「マーケットパフォーム」に格下げし、目標株価を205ドルから135ドルに引き下げました。メタが2023年にメタバースに関する活動で210億ドル以上の営業損失を計上し、今年の年間ランレートである150億ドル以上になると同氏らは推定しています。

RBC キャピタル・マーケッツのアナリストはメモの中で、メタの2023年の営業費予想は投資家の予想より80億ドルから100億ドル高いと述べています。「メタバースへの投資がこの増加の最大の要因であり、経営陣のロードマップとこの戦略の正当性が引き続き投資家に響いていないと考えている」と述べています。RBCはメタの目標株価を190ドルから150ドルに引き下げましたが、「アウトパフォーム」の格付けは維持しました。

JPモルガンのアナリストは、メタの従業員数凍結計画はある程度コスト抑制に役立つが、AIやメタバースへの長期投資に対するリターンは不透明と指摘。目標株価を180ドルから115ドルに引き下げましたが、「中立」の格付けは維持しました。

キーバンク・キャピタル・マーケッツのアナリストは、同社のフリーキャッシュフローの創出は短期的には限定的とみて、格付けを「オーバーウェイト」から「セクターウェイト」に引き下げました。キーバンクはメタの目標株価を設定していません。

モルガンスタンレーのアナリスト、ブライアン・ノバク氏は、メタの格付けを「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に格下げし、目標株価を205ドルから105ドルに引き下げています。

メタの株価は27日に25%下落して100ドルを切り、98ドルあまりで取引されています。今年に入ってからの下落率は70%となっています。

*過去記事はこちら メタ・プラットフォームズ

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