エアビーアンドビー 10万人のウクライナ難民の避難所を支援と発表

ロシアの侵攻以来、ウクライナから逃れた600万人以上のうち、10万人がエアビーアンドビー(ABNB)を通じて無料の一時避難所を見つけたと、同社は9月1日に発表しました。

160カ国、約48,000のエアビーアンドビーのホストが、ウクライナから逃げてきた人々に宿泊を提供したとのことです。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、ロシアの侵攻以来、推定630万人がウクライナからし出国したそうです。

エアビーアンドビーは、ロシアの侵攻からわずか数日後の2月に、10万人の難民に無料で仮住まいを提供すると発表していました。「エアビーアンドビー 10万人のウクライナ難民に宿泊施設を提供

この発表は、宿泊施設の予約に使われるエアビーアンドビーのプラットフォームから直接、無料の宿泊施設をすぐに予約できるとの誤解を一部で生みましたが、実際には、エアビーアンドビーの難民住宅プログラムは、同社と同社の非営利部門であるエアビーアンドビー.org、そしてHIASなどの難民定住機関を含む数十の非営利パートナーとの共同作業で行われています。

エアビーアンドビーの難民向け無料仮設住宅提供は、難民に自宅を開放するエアビーアンドビーホスト、難民を登録しエアビーアンドビー宿泊を予約するNPOパートナー、難民の宿泊費を寄付する一般市民によって成り立っています。

「エアビーアンドビー.orgの中心には、困っている人々に自宅を開放して寛大さを何度も示すホストの素晴らしいコミュニティがあります」と、エアビーアンドビーのホスティングのグローバル責任者のキャサリン・パウエル氏は述べ、「エアビーアンドビー.orgとのパートナーシップにより、コミュニティの温もりと歓迎を切実に必要としている10万人の人々の生活に触れた組織のたゆまぬ活動にも、非常に感謝しています。」としています。

難民のためにボランティアで宿泊施設を無料で提供するエアビーアンドビーホストは、エアビーアンドビーの通常の3%のサービス料を請求されないものの、それ以上の報酬を得ることはありません。ホストがウクライナ難民の宿泊を希望してはいるものの、通常の料金を請求したい場合、同社の別の非営利団体エアビーアンドビー.orgが難民の滞在費用を負担することになっています。

エアビーアンドビーの広報担当者は、ウクライナ難民の宿泊の大半は、エアビーアンドビー, Inc.とエアビーアンドビー.orgへの寄付者による資金で賄われたと述べています。

これには、ウクライナ生まれの俳優ミラ・クニス氏と、エアビーアンドビーの初期の投資家であるアシュトン・カッチャー氏が立ち上げたGoFundMeキャンペーンからの1700万ドル、およびTech for Refugeesからの2000万ドルも含まれると、広報担当者は述べています。

また、一般の人々は、2月28日以降、難民の収容を支援するためにエアビーアンドビー.orgに840万ドル以上を寄付しているとのことです。

*過去記事「数百人がエアビーアンドビーを予約し、戦火に見舞われたウクライナのホストを支援

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