エアビーアンドビー:業績は好調なのに株価は下落?第1四半期の解析

エアビーアンドビー(ABNB)の株価が、第1四半期の業績がウォールストリートの予想を上回ったにもかかわらず、決算発表後の時間外取引で8.4%下落しました。この下落は、次の四半期の売上見通しが市場予想に僅かに届かなかったためと考えられています。

第1四半期の業績

2024年第1四半期におけるエアビーアンドビーの売上は21億4000万ドルで、前年同期比18%増加しました。これは、同社の予測レンジ(20億3000万ドル〜20億7000万ドル)およびファクトセット調べのアナリストのコンセンサス予想(20億6000万ドル)を上回る結果です。

純利益は2億6400万ドルに達し、これは同社の第1四半期としては過去最高で、前年同期比で126%の増加を示しています。1株当たり利益は41セントで、コンセンサス予想の24セントを上回りました。

総予約額は229億ドルで、前年同期比12%増加しました。また、宿泊・体験予約も前年同期比9.5%増の1億3260万件となりました。フリーキャッシュフローは19億ドルで、21%の増加を記録しました。

来期以降の見込み

6月期について、エアビーアンドビーは売上が前年同期比8%〜10%増の26億8000万ドル〜27億4000万ドルになると予測しています。これはコンセンサス予想の27億4000万ドルの中間値よりも若干低い見通しです。同社は、この四半期がイースターのタイミング、為替レートの影響などによる「前四半期比で大幅な逆風」に直面すると述べています。

エアビーアンドビーは第3四半期の業績が第2四半期から向上するとと予想しており、7月に開催されるパリ五輪や6月中旬にドイツで開始される欧州選手権など、国際的なイベントでの旅行需要が「堅調」であることが支えになるとしています。

同社はまた、6月期の調整後EBITDA(利息、税金、減価償却前利益)が前年同期と比較して横ばいから増加すると見込んでいます。

まとめ

エアビーアンドビーの最新の業績は、短期宿泊市場のリーダーとしての地位を確固たるものにしていますが、市場の期待は常に高く、その期待を超えることが今後の株価の鍵となります。

*過去記事はこちら エアビーアンドビー ABNB

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