記録的な売上を計上したソーファイが30%近く高騰

金融テクノロジー企業であるソーファイ・テクノロジーズ(SOFI)の株価が8月3日の市場で30%近く高騰しています。前日、同社は記録的な四半期売上を計上し、2022年度のガイダンスを引き上げていました。

8月2日に発表した第2四半期決算で同社は、3億5600万ドルの売上で、1株当たり12セントの第2四半期調整損失を報告しました。ファクトセットが調査したアナリストの予想は、3億4080万ドルの売上高、1株当たり14セントの損失となっていました。

CEOのアンソニー・ノト氏は、「過去最高の調整後売上高(前年同期比50%増)と、8四半期連続の調整後EBITDA(前四半期比2倍)の黒字を達成しました。政治、財政、経済の情勢が変化する中、私たちは一貫して力強いビジネスの勢いを維持しています。」と述べています。

経営陣は下半期も引き続き力強い成長を見込んでおり、通期の調整後純売上は15億800万ドル〜15億1300万ドルになると予想しています。前回のガイダンスでは、売上高は15億500万ドル〜15億1000万ドルとなっていました。

また、調整後EBITDA(金利・税金・減価償却費・償却費控除前利益)は、1億400万ドル〜1億900万ドルになると予想。前回のガイダンスは1億ドル〜1億500万ドルでした。

同社の好調な業績を受けて、米国みずほ証券は目標株価を引き上げました。アナリストのDan Dolev氏は、目標株価を7ドルから8ドルに引き上げています。

同氏は、同社の個人向けローンの成長、平均信用スコアの上昇、信用延滞の沈静化、商品と会員数の前四半期比の加速に勇気づけられたとしています。

ソーファイの株価は今年に入ってから、融資部門の伸び悩みによって約50%下落しています。経営陣は、金利上昇と学生ローン返済の一時停止措置の継続による逆風に直面し、当四半期の学生ローンおよび住宅ローンの組成は前年同期比で50%以上減少したと述べています。同社は現在、連邦学生ローンのモラトリアムが2023年1月まで続くと予想しています。

*過去記事はこちら ソーファイ SOFI

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