ソーファイ(SOFI)の第3四半期決算は、ほぼすべての指標で非常に好調な業績を達成しました。
同社の第3四半期の純損失は3,000万ドルで、前年同期の4,290万ドルの損失から損失額が減少しました。
非GAAP指標である調整後の金利・税金・減価償却前利益(EBITDA)が1,030万ドルであったのに対し、前年同期は3,350万ドルのEBITDAを計上しました。ファクトセット調べでは、アナリストは、調整後のEBITDAを380万ドルと予想していました。
ソーファイの売上高は、GAAPベースで、前年の2億80万ドルから2億7,200万ドルに増加しました。
11月10日の時間外取引では、通常のセッションでの7.7%の下落に続き、株価は12%以上上昇しました。
米国みずほ証券のアナリスト、ダン・ドレヴ氏は、「このところ株価は好調で、期待値の観点からもハードルが高くなっている。とはいえ、この四半期はほぼすべての指標で非常に好調だった」と述べています。
同社の会員数は294万人で、6月期の256万人から増加しました。ソーファイの総製品数は、第2四半期の367万から第3四半期には427万に増加しました。
ソーファイの最高経営責任者であるアンソニー・ノト氏は、声明の中で「第3四半期は、会員数と商品数の両方において、過去2番目に高い成長率となった」とし、「これは、商品に対する高い満足度と、追加商品の採用意欲の高さを示している」と述べています。
第3四半期は、既存会員による商品の「クロスバイ」を促進したという点で、ソーファイにとって最高の結果となりました。
ソーファイは、金融サービス分野で大きな成長を遂げ、商品総数は前年の120万から320万に増加しました。この部門の純売上高は、前年の320万ドルから1,260万ドルに増加しました。
融資商品は、個人向けおよび学生向けローンの増加により、前年同期比で15%増加しました。融資事業の純売上合計は、1億6,210万ドルから2億1,030万ドルに増加しました。
同社の技術プラットフォームの純収益は、前年の3,880万ドルから5,020万ドルに増加しました。
ソーファイの株価は今年に入ってから64%上昇しています。
*過去記事はこちら「ソーファイ SOFI」