ショッピファイ 冴えない決算も株価は高騰

アナリストの予想を下回る第3四半期の売上を報告したにもかかわらず、10月28日のマーケットではショッピファイ(SHOP)が高く取引されています。これは、同社がCovid時代のブームの後に成長が鈍化したためですが、市場予想は下回ったものの、一部の投資家が懸念していたほど悪い結果ではなかったようです。

ショッピファイの当四半期の売上高は、前年同期比46%増の11億2,000万ドルとなりましたが、市場のコンセンサス予想である11億5,000万ドルは下回りました。

売上の伸びは、6月期の57%、3月期の110%から鈍化しています。調整後の利益は1株当たり81セントで、コンセンサス予想の1.23ドルには届きませんでした。

一般に公正妥当と認められた会計原則の下では、13億4,000万ドルの株式投資の未実現利益を反映して、11億ドル(1株当たり9ドル)の利益となりました。

このような結果にもかかわらず、ショッピファイの株価は7.75%増の1,466.57ドルとなっています(米国東部夏時間1:24PM)。

売上総利益は、前年同期比35%増の418億ドルとなりましたが、コンセンサス予想である434億ドルを下回り、6月期の40%増、3月期の114%増から減速しました。サブスクリプション・ソリューションの売上高は、前年同期比37%増の3億3,630万ドル、マーチャント・ソリューションの売上高は同51%増の7億8,750万ドルとなりました。

同社は慣行として、詳細なガイダンスを提供していません。ショッピファイは、同社の第4四半期の売上は、eコマース市場全体よりも速い成長が見込まれるものの、「サプライチェーンの遅延や、材料、労働力、配送、広告などのコスト増 」によって業績が影響を受ける可能性があると述べています。また、ブラックフライデーとサイバーマンデーの支出が例年に比べて前倒しになる可能性があるとしています。

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