アファーム 業績は予想を下回るも株価は20%上昇

アファーム・ホールディングス(AFRM)が同社の第4四半期決算を発表、売上高が2億6,180万ドルで、1株当たりの損失が48セントとなり、29セントの損失というコンセンサス予想を下回りました。

また次期四半期の会計年度第1四半期の売上を2億4,000万ドルから2億5,000万ドルと予想、こちはらコンセンサス予想の2億3,400万ドルを上回っています。

小額商品の販売が好調で、より多くの加盟店と契約し、サービスを拡大しているとしています。同社のネットワークに登録されているアクティブなマーチャントは、前年の5,700社から29,000社に増加しています。

売上高は、ファッションやビューティーなどのカテゴリーに加え、旅行などの「再開」カテゴリーでも加速しており、商品総量の14%を占めています。

株式ベースの報酬や非現金項目を計上しなければ、GAAPベースの損失はさらに縮小していたと思われます。調整後の営業利益は1,400万ドルで、GAAPベースの損失は1億2,800万ドルでした。

この発表を受けアファームの株式は9月9日の時間外取引で20%も上昇しました。投資家は業績よりも今後の売上ガイダンスを重視したようです。

同社は、アマゾン・ドット・コム(AMZN)と契約を結び、同社のBNPLサービスをアマゾンのサイトのチェックアウト時に提供することを発表して以来、株価は急上昇しています。

しかし、アファームは、アマゾンとの契約は「非独占的」であると述べており、他のBNPLサービスもECサイトで利用できる可能性があることを示唆しています。

米国みずほ証券のDan Dolev氏は、今回の業績を「傑出している」とコメントしています。ペロトン製品関連の売上を除いた総商品数は178%増となり、前四半期の100%増から「大幅に加速」したと指摘しています。

同氏は、「買い」の評価と110ドルの目標値を継続しましたが、これはすでに陳腐化しています。9日の時間外取引では、株価は9日の終値に対して20%アップの110ドル前後で推移しています。9日の終値では、過去1ヶ月間の取引で40%上昇し、過去3ヶ月間では53%上昇しています。

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