アファーム反撃の狼煙:モルガン・スタンレーが「トップ・ピック」に選定した理由と将来性

2026年に入り、フィンテックセクター、特に後払い(BNPL)サービスを展開するアファーム・ホールディングス(AFRM)は、市場の荒波に揉まれてきました。しかし、4月17日のモルガン・スタンレーによる最新レポートは、同社が転換点にあることを強く示唆しています。

市場予想を凌駕する収益力の再評価

現在の市場が抱いている最大の懸念は、アファームが高い成長を維持しながら、利益を確実に出せるのかという点です。しかし、モルガン・スタンレーの予測数値は、この疑念に対する強力な反論となっています。

指標市場コンセンサス予想モルガン・スタンレー予測
2028会計年度 EPS(1株当たり利益)2.42ドル2.50ドル 〜 3.00ドル

この数値の乖離は重要です。モルガン・スタンレーが強気である理由は、市場がアファームの中期的な収益力を過小評価していると考えている点にあります。特に、年率30%のGMV(流通取引総額)成長と、調整後営業利益率の拡大の両立が可能であるという見立ては、同社のビジネスモデルがスケールメリットを享受し始めていることを示しています。

プライベートクレジットへの懸念は過剰反応か

年初からの株価19%下落の背景には、プライベートクレジットファンド「LENDX」を巡る懸念がありました。投資家は、クレジット市場のタイト化がアファームの資金調達コストや資産担保証券(ABS)の利回りに悪影響を及ぼすことを恐れています。

しかし、以下の事実がその懸念を和らげています。

・競合他社の動向:アップスタート・ホールディングス(UPST)やクラーナ・グループといった同業他社が、最近もフォワードフローやホールローンの販売ファシリティを発表しており、資金供給の需要自体は依然として旺盛です。

・クレジット品質:モルガン・スタンレーは、アファームのクレジットパフォーマンスを業界最高水準と評価しており、有利な条件での資金調達能力を維持できると見ています。

このことから、現在の低評価はファンダメンタルズの悪化ではなく、センチメントによる売られすぎの状態にある可能性が高いと考えられます。

5月12日のインベスター・フォーラムが最大の触媒に

直近の株価動向を見ると、4月17日に7%急騰し64.5ドルに達しましたが、モルガン・スタンレーが設定した目標株価76ドルまではまだ18%近い上昇余地があります。

この価格差を埋める最大のきっかけとなるのが、5月12日に開催予定のインベスター・フォーラムです。シティ・リサーチも予測している通り、ここで会社側から強気の中期見通しや、マージン成長の道筋が具体的に示されれば、市場の評価は一気に修正されることが期待されます。

結論:魅力的なリスク・リワード

年初からの下落を経て、アファームのバリュエーションは低すぎる水準に達しています。モルガン・スタンレーが述べる通り、現在のセットアップは今後6ヶ月のスパンにおいて、リスクに対して期待できるリターンが極めて大きい投資機会の一つと言えます。コンセンサスを上回るEPS成長ポテンシャルを考慮すれば、アファームは再び成長株としての主役の座を取り戻す準備が整ったと分析できます。

情報ソース: Barron’s: “Buy Affirm Stock Now, Morgan Stanley Says. Why It’s a ‘Top Pick.’” (By Nate Wolf, April 17, 2026)

※本記事は情報の提供を目的としており、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資は自己責任で行ってください。

*過去記事はこちら アファーム AFRM

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