米国の医療専門家向けのデジタル・プラットフォーム、ドクシミティ（DOCS）が決算発表を受けて高騰。8月11日の終値は前日比33%増の70.41ドルとなっています。
ドクシミティは、2ヶ月前に株式市場にデビューしたばかりで、今回が上場企業として初めての四半期決算報告でした。投資家の期待が大きかったのですが、その期待以上の結果を出したことが株価の上昇につながっています。
2021年6月30日に終了した同社の会計年度第1四半期において、総売上高は前年の2倍以上の7,270万ドルに達しました。
経営陣は、会計年度第2四半期の売上は7,300万ドルから7,400万ドルの範囲に収まると見込んでいます。
会計年度全体では、調整後の金利・税金・減価償却前利益（EBITDA）を1億600万ドルから1億900万ドルの範囲で見込んでいます。
アメリカの巨大なヘルスケアシステムにおけるこの同社のユニークなポジションは、ドクシミティがその評価額に応じて成長する大きなチャンスとなります。
なぜなら、米国の年間医療費約4兆ドルのうち、約4分の3が医師の判断に大きく影響されているからです。ドクシミティは、すでに全米の医師の80％以上をメンバーに抱えています。
ドクシミティは、製品やサービスを医師に販売するのに最適な場所にあることに加えて、急速に成長している遠隔医療ソリューションを運営しています。
ドクシミティは、テラドック・ヘルスのような企業に比べて比較的新しい企業ですが、昨年は6,300万件の遠隔医療サービスを提供しました。
急速に成長している利益率の高い収益源に多様な貢献者がいるこの会社は、今が旬の株の一つかもしれません。