モデルナ アナリストがダウングレード

複数のアナリストが8月6日、モデルナ(MRNA)の格下げを行いました。

オッペンハイマーのHartaj Singh氏は、モデルナの株価は、将来の莫大な売上と、インフルエンザ、呼吸器シンシチアルウイルス、サイトメガロウイルスなどの他の感染症に対するワクチンのパイプラインの進展を織り込んでいるとし、その格付けを「アウトパフォーム」から「パフォーム」に変更しました。

オッペンハイマーは、2019年に27ドルになったときから、モデルナに「アウトパフォーム」の評価をつけていましたが、「当分の間、夢の展開を傍観することになるだろう。」とSingh氏は述べています。

もうひとり、長年モデルナを評価してきたアナリストも格下げを行いました。

パイパー・サンドラーのTed Tenthoff氏は、モデルナの株価が24ドルだった頃からの支持者でしたが、格付けを「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に変更しました。

同時に、同社のコロナ用ワクチンの売上が来年335億ドルになると予測し、目標株価を246ドルから445ドルに引き上げています。

同氏は、モデルナがコビッド・ウイルスの亜種に対応するために新しいバージョンのワクチンを作る一方で、他の病気に対するワクチンの臨床試験を開始していることを指摘。来年の売上の5.4倍という価格は、モデルナの価値を株価に反映させたものだと考えています。

J.P.モルガンのCory Kasimov氏は、1年前に株価が89ドルだったときに「ホールド」と評価していたという、ちょっと痛い経歴の持ち主ですが、モデルナの6月の四半期業績とその長期的な見通しを賞賛しています。

同氏は、モデルナとファイザー/バイオンテックが2022年に合計70億回分のコロナ用ワクチンを供給する準備をしていることから、ワクチンが過剰になる可能性を心配しています。

こうしたダウングレードにもかかわらず、株価は大きく反応しませんでした。8月6日のモデルナの終値は前日比0.61%ダウンの413.72ドルでした。

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