データドック 業績が予想を上回り高騰

クラウドベースのアプリケーション向け監視・セキュリティソフトウェアのプロバイダーであるデータドック(DDOG)は、第2四半期の業績が予想を上回り、通期のガイダンスが大幅に引き上げられたことを受けて、8月5日に株価が大きく上昇しています。

アマゾン、マイクロソフト、アルファベットの大手パブリック・クラウド・ベンダー3社の第2四半期の業績がいずれも予想を上回ったことに続き、今回の好調な業績は、クラウド・コンピューティング分野が引き続き健全であることを示しています。

6月期のデータドックの売上高は2億3,550万ドルで、同社のガイダンスレンジである2億1,100万ドルから2億1,300万ドル、および業界のコンセンサス予想である2億1,250万ドルを大幅に上回りました。

また、収益は前年同期比で67%増加しました。非GAAPベースの利益は1株当たり9セントで、ガイダンスの3セントから4セント、および業界予想の3セントを上回りました。

一般に認められた会計原則では、990万ドル(1株当たり3セント)の損失となりました。

同社によると、6月30日現在、年商10万ドル以上の顧客数は1,610社で、前年同期比59%増となっています。

データドックのCEOであるOlivier Pomel氏は、声明の中で次のように述べています。

「我々は、顧客セグメントと製品の間で広範な強さがあることを見た。我々の大規模な高成長は、顧客のデジタル・トランスフォーメーションやクラウド移行の旅において、(我々が)信頼できるパートナーであり続けていることを示している」

第3四半期のデータドックの売上高は2億4,600万ドルから2億4,800万ドル、非GAAPベースの利益は1株当たり5セントから6セントと見ており、売上高2億2,600万ドル、非GAAPベースの利益1株当たり3セントという従来のコンセンサス予想を上回っています。

2021年通年では、売上高が9億3800万ドルから9億4400万ドル、非GAAPベースの利益が1株当たり26セントから28セントとなり、前回予想の8億8000万ドルから8億9000万ドル、1株当たり13セントから16セントを上回りました。業界のコンセンサスは、売上高が8億8600万ドル、非GAAPベースの利益が6セントとなっていました。

8月5日のデータドックの株価は、17%上昇して134.71ドル(米国東部夏時間 2:39PM現在)ドルと。一時は日中の最高値である135.38ドルまで上昇しました。

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