エヌビディア アーム買収への楽観的見方で3連騰

エヌビディア(NVDA)の株価は6月18日の市場でも好調に推移しています。アームの買収案が承認されるとの楽観的な見方が広がったことがその要因のひとつのようです。

この記事を書いている米国東部夏時間13時過ぎの段階で前日比2.6%増の766ドルで取引されており、これで3日連続の上昇、一時は775ドルをつけるなど、連日上場来高値を更新しています。

6月の上昇は、エヌビディアのCEOであるジェンスン・フアン氏が、日本のソフトバンクグループからのアームの買収を規制当局が承認すると確信していると述べたことから始まりました。この見解は、6月17日に開催されたSix Five Summitにおいて、フアン氏とアーム社のサイモン・シーガースCEOとの間でも交わされています。
エヌビディアとアーム 合併の利点をアピール

BMOキャピタル・マーケッツのアナリストであるAmbrish Srivastava氏は、「アームの独立性が失われるのではないかという懸念を払拭するとともに、アームとの統合が広範なエコシステムにとってどのような意味を持つかを公開の場でアピールすることであったとすれば、両社のCEOが共同で質問に答えることで、エヌビディアはその目的を大いに達成したと言えるだろう」と述べています。

ジェフリーズのアナリストであるマーク・リパシス氏は、エヌビディアとアームの両社が「買収のメリットをより明確に説明するようになり、それがセンチメントの改善につながると考えられる」と予想し、エヌビディアの企業価値を拡大するとしています。ただ、この取引が規制上のハードルをクリアできるかどうかについては、現時点では懐疑的であると付け加えています。今週初め、ジェフリーズは、エヌビディアの買い評価を継続し、目標株価を引き上げました。

エヌビディアは、今年に入ってから約50%上昇し、SOX構成銘柄の中では、アプライド マテリアルズに次いで2番目に高いパフォーマンスを示しています。

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