レモネード 決算発表を受け急落

決算発表を受けて保険テクノロジー企業のレモネードLMND)が急落しています。この記事を買いている時点(11:47AM EST)で前日比-13.8%と大きく値を下げました。

同社が発表した2020年第4四半期の売上高は2,050万ドルで、コンセンサス予想の1,910万ドルを上回りました。さらに、4Qの1株当たり0.60ドルの損失は、アナリストが予想していた1株当たり0.65ドルの損失や前年同期の2.90ドルの損失よりも少なくなっています。調整後のEBITDA損失は2,970万ドルで、営業費用の効率化により前年同期比5%改善しました。

保有契約保険料は前年比 87%増の 2 億1,300 万ドル。
顧客一人当たりの平均保険料は、前年同期比 20%増の 2.13 ドルとなりました。
第4四半期の総獲得保険料は、前年同期比で 92%増加しました。
レモネードの損害率は、前年同期の79%から71%に低下しており、事業の収益性が向上していることを示しています。

しかし、ニュースは良いことばかりではありませんでした。予想を上回ったものの、同社の売上は実際に前年比で少し減少しました。
そして、決算発表後の急落につながったのは、今後の売上の見通しです。

同社は2021年第1四半期の売上高を2,150万ドルから2,250万ドルの範囲で予想しており、その中間値(2,200万ドル)はコンセンサス予想の2,210万ドルをわずかに下回りました。これが本日の急落の要因となったと考えられます。

2021年に関して、レモネードは、1億1,400万ドルから1億1,700万ドルの範囲の売上を予想しており、市場の予想である1億1,130万ドルよりも高くなっています。

総じて言えば、素晴らしい内容の決算だと言えると思うのですが、市場の予想を吹き飛ばすまでには至りませんでした。過去半年でレモネードの株価は2倍以上になっていましたので、わずかな瑕疵を見つけて売りに回る、利益確定の理由にされやすくなっていました。期待先行で急伸して来た株が現実の洗礼を受けたといった状況です。

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