AI覇権戦争は第2幕へ、「最強のAI」より「最速のインフラ構築」が勝敗を分ける
AI(人工知能)を巡る世界的な競争は、ソフトウェアや半導体の性能を競う段階から、データセンター、電力、ネットワークまで含めた巨大インフラ競争へと移行しています。 AI関連投資の急拡大を受け、市場では「AIバブルではないか」との警戒も根強くあります。しかし、ハイパースケーラーの財務力やAI需要の伸びを見ると、単なる期待だけで投資が膨らんでいるわけではありません。 むしろ現在のAI市場では、圧倒的な資 […]
AI(人工知能)を巡る世界的な競争は、ソフトウェアや半導体の性能を競う段階から、データセンター、電力、ネットワークまで含めた巨大インフラ競争へと移行しています。 AI関連投資の急拡大を受け、市場では「AIバブルではないか」との警戒も根強くあります。しかし、ハイパースケーラーの財務力やAI需要の伸びを見ると、単なる期待だけで投資が膨らんでいるわけではありません。 むしろ現在のAI市場では、圧倒的な資 […]
ここ数ヶ月、米国株式市場では「生成AIやAIエージェントの普及によって、従来型のSaaS(Software as a Service)が不要になるのではないか」という懸念が強まっていました。 AIが人間の仕事を代替するようになれば、企業が利用するソフトウェアの「シート数」が減少し、ユーザー数に応じて課金する従来のサブスクリプションモデルが崩れるという見方です。 こうした懸念から、投資資金はエヌビデ […]
2026年も後半戦に入り、米国株式市場は依然として高い水準を維持しています。AI関連株への資金流入が続き、エヌビディア(NVDA)をはじめとする巨大テクノロジー企業が市場の注目を集めています。 しかし、現在の米国市場を詳しく見ると、相場を支えているのはAIメガテックだけではありません。S&P 500の幅広い銘柄に資金が循環しており、市場内部には意外なほどの強さが確認できます。 その一方で、 […]
AIブームによる株式市場の物色対象は、エヌビディアを代表とする半導体企業だけにとどまらなくなっています。AI向けデータセンターの建設が急増するにつれ、電力設備、冷却システム、建設資材など、AIインフラを支える企業へと恩恵が広がってきました。 そして次に注目され始めているのが、こうした巨大設備や建設資材を実際に現場まで運ぶ米国の物流・トラック業界です。 長期間にわたる運賃低迷や供給過剰に苦しんできた […]
量子コンピューター市場が、研究開発の段階から本格的な投資フェーズへ移行し始めています。 フランス発の量子コンピューター企業パスカル(PSQL)は、特別買収目的会社(SPAC)との合併を通じてナスダック市場へ上場しました。取引初日となった8月28日の終値は19.11ドルとなり、合併前SPACの8月27日終値9.79ドルと比較して95.20%上昇しました。取引中には一時20.10ドルまで上昇する場面も […]
8月24日に公開した前回の記事「mRNA株の次の主戦場は「がん治療」へ!モデルナ成功で始まる勝者と敗者の選別」では、モデルナ(MRNA)とメルク(MRK)が共同開発する個別化mRNAがんワクチンの臨床試験成功を取り上げ、mRNA技術の主戦場が感染症からがん治療へ広がりつつあることを紹介しました。 その際に注目したのが、今後のmRNA関連株は「テーマ全体を買う相場」ではなく、臨床試験の結果や対象とな […]
AI向けデータセンター事業への転換を進めるIREN(IREN)の株価が、決算発表後に大きく下落しました。 米投資情報誌バロンズは8月28日、決算を受けてIREN株が売られる一方、一部のアナリストが今回の下落を投資機会と評価していることを紹介しています。 IRENはもともとビットコイン・マイニング事業を中心としていましたが、豊富な電力インフラとデータセンターを活用し、現在はAI向けコンピューティング […]
AI関連株の上昇が長期化するなか、市場では「AIバブルはそろそろ限界ではないか」という警戒感も強まっています。AIデータセンターへの巨額投資、長期金利の上昇、巨大テック企業による資金調達の拡大など、過熱を警戒させる材料が増えているためです。 しかし、米投資情報誌バロンズは2026年8月27日付の記事で、過去の鉄道、電化、インターネットといった大規模設備投資ブームと比較すると、現在のAI投資はまだ最 […]
セールスフォース(CRM)が2026年8月26日の米国市場終了後に発表した第2四半期決算は、売上高が市場予想を上回っただけでなく、利益面で大幅な改善を示す内容となりました。さらにAI開発企業アンソロピックとの提携を拡大し、新たなコラボレーション「Claudeforce(クロードフォース)」を発表しています。 SaaS市場では生成AIの普及によって既存ソフトウェア企業の成長鈍化が警戒されていますが、 […]
ボーイング(BA)の株価は、2026年に入ってからも激しい値動きを続けています。3月には190ドルを割り込む場面があった一方、5月や8月上旬には240ドルを突破するなど、投資家の評価は大きく揺れています。 こうした中、ボーイングの防衛・宇宙部門に大きな材料が浮上しました。ボーイングが米政府から獲得したと8月25日に発表したF-15関連の契約は、上限1,312億3,000万ドルという極めて大きな規模 […]