ソーファイ・テクノロジーズの未来は明るい?アナリストが語る株価上昇シナリオ

大手投資銀行のシチズンズJMPのアナリストチームは、フィンテック企業のソーファイ・テクノロジーズ(SOFI)について、「魅力的な長期投資機会を提供している」と評価し、カバレッジを開始しました。リードアナリストのデビン・ライアン氏らは、ソーファイを「マーケットアウトパフォーム」と評価し、目標株価を17ドルと設定しました。4月25日に株価は4.63%上昇し、終値は12.88ドルを記録しています。目標株価は現在の水準から32%の上昇余地を示しています。

ソーファイの成長と事業拡大

2011年に学生ローンの借り換えを中心に創業されたソーファイは、現在では手数料収入を中心とするビジネスモデルに進化しています。現在、同社は1,000万人以上のユーザーを抱え、借り入れ、貯蓄、支出、投資、資産保護までをカバーする総合的な「ワンストップショップ」へと成長しました。

アナリストによると、ソーファイは昨年、すべての事業セグメントにおいて米国会計基準(GAAP)に基づく黒字化を達成しました。これにより、同社は「インフレクションポイント(転換点)」に到達しており、市場が現在過小評価している収益ポテンシャルを持つと分析されています。

巨大な市場機会と今後の成長見通し

シチズンズJMPは、ソーファイが事業を展開するBtoCおよびBtoBの金融サービス市場はいずれも数千億ドル規模の巨大なマーケットであると指摘しています。現在、同社の各分野における市場シェアは1%にも満たない水準ですが、過去5年間で年率40%を超える売上成長率を維持し、会員数も2019年から900%増加するなど、成長戦略が着実に成果を上げています。

アナリストは、2025年の売上成長率を25%、2026年を22%と予測していますが、それ以上の成長余地があると見ています。具体的には、2030年までに売上高90億ドル超、1株当たり利益1.75ドルの達成を見込んでいます。これは、2024年の0.15ドルと比較して、飛躍的な成長を示すものです。

魅力的なバリュエーション

さらに、アナリストは株価バリュエーションにも注目しています。シチズンズJMPの2030年モデルに基づけば、ソーファイの株価は2026年の利益予想のわずか7倍で取引されている計算になります。これは、同社が計画通りに事業を遂行した場合、非常に魅力的な水準であるとしています。

このように、ソーファイ・テクノロジーズは高い成長ポテンシャルと堅実な収益基盤を背景に、長期投資家にとって注目すべき存在となっています。

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