小規模ソーシャルメディア企業の光明:ピンタレストとスナップの新たな評価

デジタル広告業界が復調し、ピンタレスト(PINS)スナップ(SNAP)のような小規模ソーシャルメディア企業がアナリストや投資家の注目を集めています。

ピンタレストの成長ポテンシャル

RBCキャピタル・マーケッツのアナリスト、ブラッド・エリクソン氏は、ピンタレストが2024年に向けて大きな成長のチャンスを持っていると指摘しています。エリクソン氏による格付けの「セクターパフォーム」から「アウトパフォーム」への格上げは、市場における同社のポジション強化を示唆しています。

さらに、ブルームバーグのデータによると、同社を担当するアナリスト39人のうち27人が買いまたは同等の評価をしており、買い推奨比率は2021年の最高値に近づいています。RBCの格上げを受けて、株価は12月11日に1.3%上昇しました。

スナップの広告収益の回復

一方、スナップに対しても前向きな見通しが示されています。ウェルズ・ファーゴのアナリスト、ケン・ガウレルスキー氏はスナップの広告収益が回復すると予測しており、その格付けを「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に上げています。目標株価も22ドルに引き上げられ、ブルームバーグの調べではアナリストの目標価格の中で最も高い価格となっています。この評価を受けスナップの11日の終値は4.37%高の15.75ドルとなっています。

大手企業との比較

今回のアップグレードは、ジェフリーズの最近のアップグレードに続くもので、メタ・プラットフォームズ(META)のような大手同業他社への強気の見方が続く中、小型株へのセンチメントが改善し始めています。デジタル広告業界の復調に伴い、これらの企業が再び脚光を浴びています。

経済の不透明さと市場のリスク

しかし、経済の不透明さを考慮すると、デジタル広告業界には依然としてリスクが存在します。特にスナップの株価については、多くのアナリストが今後12ヶ月間で下落を予想しています。ピンタレストとスナップは、2021年の高値水準を取り戻すにはまだ時間が必要かもしれませんが、業界の復調により投資家にとって魅力的な選択肢となる可能性があります。

まとめ

デジタル広告業界の現在の動向を踏まえ、ピンタレストとスナップのような小規模企業は、特に今後の成長に注目が集まっています。

*過去記事「ピンタレスト株価、アナリスト予想を上回る決算により15%急騰!

最新情報をチェックしよう!
>

幸せな生活作りのための米国株投資。
老後資産形成のための試行錯誤の日々を報告していきます。
皆様の参考になれば幸いです。

CTR IMG