ウォール・ストリート・ジャーナルによる最新の報道で、アップル（AAPL）とゴールドマン・サックス（GS）がクレジットカード提携を解消する方向に進んでいることが明らかになりました。この動きは、双方がまだ1年前に2029年まで契約を延長していたにも関わらず起こっています。
アップルからの提案には、両社が今年初めに開始した高利回りの貯蓄口座や、2019年に開始したクレジットカード事業からの撤退も含まれていると報じられています。これにより、アップルが新しいカード発行会社を見つける必要が生じるかもしれません。
両社にとっての影響
この提携解消は、アップルにとっては理想的な状況ではないかもしれませんが、新しい発行会社を見つけることに関しては大きな問題はないと見られています。一方でゴールドマン・サックスにとっては、消費者金融事業からの撤退は既に計画されていた動きであり、この提携解消がその方針を反映している可能性があります。
ゴールドマンの消費者金融事業の動向
ゴールドマン・サックスは、2020年以降、消費者金融事業で30億ドルの損失を出しており、2023年初旬にはアップルに対し提携からの離脱の意向を伝えていたと報じられています。また、ゴールドマンは融資プラットフォームGreenSkyの売却や個人財務管理部門の売却を行い、消費者銀行業務からの急速な撤退を進めています。
市場への影響
このニュースは市場にも影響を与える可能性があり、特にアップルの株価には注意が必要です。アップルとゴールドマン双方が今後どのような戦略を取るかにより、消費者金融市場の今後の動向が左右されることになります。
まとめ
この提携解消は、消費者金融の市場における大きな変動を示しており、今後の両社の動向に注目が集まることは間違いありません。アップルとゴールドマン・サックスの次の一手が、市場にどのような影響を与えるかが注目されます。
＊過去記事はこちら アップル AAPL