エヌビディアの快進撃続く:第3四半期決算で示した驚きの成果と今後の展望

エヌビディア(NVDA)が11月21日に発表した第3四半期決算の売上高が206%増という驚異的な成果を達成し、ウォール街の予想を大きく上回りました。同社は、第4四半期の売上見通しも予想を大幅に上回る見通しを示し、投資家と業界関係者の間で注目が集まっています。

第3四半期決算の概要と今後の見込み

第3四半期の売上高は181億ドルに達し、アナリストの予想である162億ドルを大きく上回る結果となりました。特にデータセンター事業は、前年同期比279%増の145億ドルを記録し、同社の成長を牽引しています。

今後についても堅調な見通しをエヌビディアは示しました。第4四半期について、中間値で200億ドルの売上予測レンジを提示しています。これはコンセンサス予想の180億ドルを上回る数字です。

CEOのコメント

エヌビディアのCEO、ジェンスン・フアン氏は、「当社の成長は、汎用コンピューティングからアクセラレーテッド・コンピューティング、そして生成AIへの業界プラットフォームの移行を反映している」とコメント。

GPU、CPU、ネットワーキング、AIファウンドリーサービス、エヌビディアAIエンタープライズ・ソフトウェアが、成長のエンジンとしてフル稼働していることを強調しました。

アフターマーケットで株価は下落

このように目覚ましい業績が発表されましたが、エヌビディアの株価は決算発表後の時間外取引でマイナスに転じています。決算発表に向けて株価は今月23%上昇し、年間では240%以上上昇してきたため、材料出尽くし感があると思われます。

中国向け輸出規制の影響

コレット・クレス最高財務責任者(CFO)は、米国政府の輸出規制の影響を受ける中国やその他の輸出先への売上が、今四半期は「大幅に減少する」見込みだと、決算報告に添付された書面コメントで述べています。ただ同氏は、この減少は他の地域からの旺盛な需要によって「十二分に相殺される」としています。

次世代半導体の開発を加速

最近の発表でエヌビディアはH200 Tensor Core GPUという次世代のAI半導体を発表し、AIトレンドにおける主要な受益者としての地位を固めています。さらに、半導体の製品サイクルを2年から1年に短縮し、2024年と2025年にはさらなるハイエンドAI製品のリリースを予定しています。

まとめ

このような情勢を背景に、エヌビディアの今後の動向は、テクノロジー業界だけでなく、広く投資家や市場アナリストにとっても大きな関心事となっています。エヌビディアの成長軌道は、AIとテクノロジーの未来を象徴するものであり、引き続きその動向から目が離せません。

*過去記事はこちら  エヌビディアNVDA

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