アルファベット、再加速の幕開け?アナリストの強気予想とその理由

ビッグ・テックの他社と比べると株価の勢いに欠けるアルファベット(GOOG/GOOGL)ですが、 第2四半期決算を前にアナリストが強気に転じており、株価が上昇の兆しを見せています。

ナスダック100にアンダーパフォーム

勢いに欠けるといってもアルファベットの株価は今年に入って大きく上昇しており、年初来では38%上昇しています。しかし、多くの有名なテクノロジーカンパニーやインターネット企業の株式を含む指数であるナスダック100のパフォーマンスと比べると見劣りは否めません。ナスダック100は年初来で45%あまりも上昇しており、アルファベットを上回っています。

アナリストが強気予想

それでもアルファベットはウォール街の人気銘柄です。約50の証券会社の平均格付けは「買い」となっており、アナリストたちは最近、同社に対してさらに楽観的な見方を強めています。アルファベットの平均目標株価は、現在の水準から8%強の上昇を示唆しています。アナリストは、今後の株価の上昇を予測しており、特にこの1週間で大幅な上昇予想の修正が相次いでいます。

7月12日以降、7人のアナリストがアルファベットの株価予想を引き上げており、その平均上昇率は17日のGOOGの終値125.06ドルから約16%の上昇を予想しています。

キーバンク・キャピタル・マーケッツの見解: 「再加速の始まり」

キーバンク・キャピタル・マーケッツのアナリスト、ジャスティン・パターソン氏は、第2四半期はアルファベットにとって「再加速の始まりとなる可能性が高い」と述べています。同氏は第2四半期の1株当たり利益のコンセンサスを上回ると見ており、平均予想1.34ドルに対し1.38ドルと予想しています。

アルファベットの増益を牽引しそうな要因として、パターソン氏は検索事業とYouTube事業の回復、およびコスト削減イニシアチブの影響を挙げています。キーバンクはまた、2023年と2024年の一株当たり年間利益見通しを引き上げています。

これは、第2四半期決算に向けたアルファベットの上方修正の始まりに過ぎないかもしれません。株価はこれに追随し、ナスダック100に対するアンダーパフォームを解消する可能性があります。

*過去記事 アルファベット GOOGL

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