スノーフレーク、アナリストの強気評価で株価急騰:2024年~2026年の見通しを解説

クラウドデータ分析会社スノーフレーク(SNOW)の株価が7月13日の市場で急騰、終値は7.15%高の184.22ドルとなりました。この急上昇の理由は、スコシアバンクのアナリスト、パトリック・コルビル氏が同社に対して強気の評価を示したからです。

同氏は、スノーフレークの格付けを「セクター・パフォーム」から「セクター・アウトパフォーム」に引き上げ、さらに目標株価も137ドルから212ドルへと大幅に引き上げました。

強気の見方を強めた主な理由

コルビル氏は強気の見解を強めた理由として、次の3つのポイントを挙げています:

  1. スノーフレークの2024年1月期の製品成長率が34%という予想が保守的であること。
  2. ビジネストレンドが安定していること。
  3. データブリックス社などのライバル企業も堅調な見通しを示していること。

これらは、「ピュアプレイのアナリティクス・ソリューションに対する需要は持ちこたえている」ことを示しているとコルビル氏は指摘しています。

新製品サイクルと売上成長見通しの引き上げ

さらにコルビル氏は、スノーフレークが2024年と2025年に、人工知能とデータサイエンスのアプリケーションをターゲットにした新製品を含む新しい製品サイクルから利益を得ると予想。これにより、2025年度と2026年度のスノーフレークの売上成長見通しを引き上げています。

スノーフレークの売上高目標と長期的なガイダンス

また、スノーフレークが2029年度までに製品売上高100億ドルを達成するという目標を改めて表明したことにも同氏は注目しています。「スノーフレークの長期的なガイダンスは、スノーフレークが卓越したビジネスであることを証明するものであり、我々のより建設的な見方を支持するものである」、とコルビル氏は評価しています。

クラウド採用とデータ主導の意思決定のスイートスポット

コルビル氏はスノーフレークについて、「クラウドの採用とデータ主導の意思決定という2つの重要なトレンドのスイートスポットにいる」と評価しています。同社の株価のバリュエーションの高さは、一部の投資家がすでにこのことに気づいていることを示唆しているものの、同社の予想を上回ったり、上げたりする能力は過小評価されていると同氏は述べています。

*過去記事はこちら スノーフレーク SNOW

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