オラクルの新たなビジネス戦略: コヒアとのパートナーシップと生成AIの活用

オラクル(ORCL)の最近の株価上昇は、同社のパブリッククラウド事業の加速を反映しています。特に、同社は生成AIアプリケーションを作成する企業に対する強力なポジションを提供し、その結果として株価が大きく上昇しました。

コヒアとの新たなパートナーシップ

オラクルは決算発表の説明会でAIへの取り組みを説明し、その中で生成AIを自社のアプリケーションポートフォリオ全体に追加する計画を明らかにしました。特に注目すべきは、新興AIソフトウェアビジネスのリーダーであり、OpenAIやアンソロピックと競争するカナダの企業、コヒアとの新たなパートナーシップについての詳細です。

オラクルは、コヒアの大規模な言語モデルを自社のクラウドアプリケーションに直接統合する計画を発表しました。これにより、顧客は生成AIを迅速かつ安全に導入できるようになります。

生成AIの活用とその影響

この新パートナーシップにより、オラクルは主力製品である企業資源計画ソフトウェアだけでなく、人事、サプライチェーン管理、顧客経験管理などのアプリケーションにも生成AIの機能を追加する予定です。

こヒアはOracle Cloud上で「生成AIモデルを訓練、構築、展開する」と述べ、オラクルはこれを業界リーダーからの確固たるお墨付きと捉えています。なお、オラクルはAI企業からOracle Cloudの利用について20億ドル以上のコミットメントを得ていると報告しています。

さらに、オラクルはセールスフォース(CRM)、エヌビディア(NVDA)と共に、コヒアに投資していることも明らかにしています。

ビジネスへの生成AIの導入

Oracle Cloud事業を統括するエグゼクティブ・バイスプレジデントのClay Magouyrk氏は、コヒアとの提携について、顧客が生成AIを容易にビジネスに組み込むことができるものだと説明しています。

また、コヒアの基礎的なモデルを使用することで、顧客は特定のモデルを訓練するために独自のデータを安全に組み込み、Oracle Cloudを通じて最高のAIインフラに展開し、アプリケーションですぐにビジネス効果を体験できると述べています。

これからのオラクルとそのパートナーシップに注目が集まります。オラクルがどのように生成AIを活用し、新たなビジネス展開を進めるのか、見守りたいと思います。

*過去記事「AIとクラウドで急成長!オラクルの四半期決算が市場予想を上回る

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