トゥイリオの売上見通し:アナリスト達が警告する厳しい未来

5月9日の取引終了後、トゥイリオ(TWLO)は、第2四半期の売上高ガイダンスがファクトセットが集計するアナリストのコンセンサスである10億5000万ドルを下回る9億8000万ドル〜9億9000万ドルになると発表しました。同社は顧客とのコミュニケーションツールを提供していますが、厳しい経済環境が平均販売価格に影響を与え、暗号関連企業による利用は昨年のピークから減少していると述べています。

トゥイリオの株価は5月10日に13%下落し、翌日にはさらに3%下落しました。5月12日の市場では、5%減の45.10ドルで取引されています(米国東部夏時間12:25PM現在)。

ゴールドマン・サックスのアナリスト、 Kash Rangan氏は、2021年後半にトゥイリオを買いリストに追加していましたが、このほど、同株式の評価を「中立」に引き下げました。同社への圧力が今後数四半期にわたって成長を抑える可能性が高く、トゥイリオが「事業を再加速させるためのより良い立場に立つ」まで、投資を控えるのが賢明だと同氏は考えています。目標株価は90ドルから53ドルに引き下げられました。

トゥイリオは今年初めに他のハイテク企業と同様にレイオフを発表し、2月には従業員の約17%を解雇し、さらなるコスト削減を追求しました。9日には、顧客からの予約と売上の成長が年末に向けて再加速すると投資家に伝えましたが、第2四半期が売上の最低点であるとは断言できませんでした。

米国みずほ証券のアナリスト、Siti Panigrahi氏はトゥイリオのリーダーシップには長期的に肯定的ですが、短期的には株価を押し上げる要素がないと見ています。同氏はトゥイリオの格付けを「買い」から「中立」に格下げし、目標株価を90ドルから55ドルに引き下げました。

一方、キーバンクのアナリスト、トーマス・ブレイキー氏は、トゥイリオが現在直面している経済的な圧力を過小評価していると述べました。ブレイキー氏は2020年半ばから付けていたトゥイリオの「オーバーウェイト」評価を撤回し、「セクターウェイト」(ニュートラル相当)に格下げしました。また、89ドルとしていた目標株価を撤回し、近い将来に利益をもたらす要素がないと述べています。

*過去記事はこちら「トゥイリオ TWLO

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