ファストリー 60%を超える上昇の余地ありとのダブル・アップグレードで高騰

コンテンツ配信ネットワークとセキュリティソフトウェアの企業であるファストリー(FSLY)の株価が2月13日の市場で26%高と高騰しています。

これはアナリストによるダブル・アップグレードによるものです。BofA証券のアナリスト、タル・リアニ氏は、13日に格付けを「アンダーパフォーム」から「買い」へと一気に2段階引き上げ、目標株価も10.50ドルから16ドルに引き上げました。これは2月10日の終値9.87ドルから62%の上昇の余地があることを意味します。

ファストリーは2022年、予想を下回る業績、保守的な財務予測、CEOの退任などで株価が77%も下落していました。

リアニ氏は、短期的には業績は不安定な状態が続くと予想していますが、最近トッド・ナイチンゲール氏がCEOに就任したおかげで、より前向きな未来が待っていると見ています。「ファストリーは強固な基礎基盤を有しており、新経営陣はそれを顕在化させることを目指している」と同氏は評しています。

2022年半ばに就任したナイチンゲール氏は、以前はシスコシステムズ(CSCO)のエンタープライズ・ネットワーキング&クラウド部門のエグゼクティブ・バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーを務めていました。

リアニ氏によると、ナイチンゲール氏は売上を伸ばし、マージンを拡大する戦略を打ち出しており、それにはファストリーの価格モデルの変更、セキュリティ製品への注力、その他の業務改革を行うことが含まれているとのことです。これらの動きにより、ファストリーは2024年までに黒字化するはずだとリアニ氏は述べています。

ファストリーは、2月15日の市場終了後に第4四半期および通年の業績を発表します。ファクトセットの調べでは、アナリストのコンセンサス予想は、2022年の売上高は4億2770万ドルで、2021年比21%増。1株当たり利益が65セントの赤字となっています。

*過去記事はこちら「ファストリー FSLY

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