今後に期待したい銘柄:スノーフレーク

2020年末の新規株式公開(IPO)直後と2021年末に400ドル付近の高値まで急騰したクラウドデータ専門企業、スノーフレーク(SNOW)の株価は、2022年に65%近くも下落してしまいました。

しかし、スノーフレークにはまだ非常に大きな長期的な成長の可能性があります。同社のデータウェアハウス・プラットフォームは、アマゾン、マイクロソフト、アルファベットが運営するパブリッククラウドを含む幅広いソースからの情報を集約し、分析することを支援します。増え続けるクラウドデータから価値ある洞察を顧客が得ることを容易にすることで、スノーフレークはますます不可欠な技術パートナーになりつつあります。

同社の財務指標がこのことを証明しています。スノーフレークの第3四半期の売上高は、前年同期比67%増の5億5700万ドルに急増しました。これは、新規顧客の大幅な増加と、既存顧客に対する売上高の増加によるものです。

スノーフレークの総顧客数は、前年同期の 5,416 社から 7,292 社に増加しました。さらに、ネット・リテンション・レートは165%と目覚しいもので、顧客は同社のプラットフォームで前年同期比65%増の支出をしたことを示しています。

ただ、スノーフレークがまだ利益を上げていないことに注意する必要があります。第3四半期は2億600万ドルの営業損失を計上しました。しかしこれは、同社が目先の収益性よりも、巨大な市場機会でより大きなシェアを獲得することに重点を置いていることが主な理由です。スノーフレークの調整後製品売上総利益率は75%で、同社の事業が規模を拡大するにつれて、いかに利益を上げられる力を持っているかを表しています。

経営陣は、スノーフレークが2026年までに同社が対応可能な市場規模を2480億ドルと予想しています。このことを理由の一つとして同社は年間売上高を、直近12カ月間の約19億ドルから、10年後までに100億ドルに急増させると予想しています。

これまで成し遂げてきた素晴らしい成長が示唆するように、もしスノーフレークがこの高い目標を達成できれば、投資家、特に現在の大幅なディスカウント価格で株を購入した人たちは、十分なリターンを得ることができると思われます。

*過去記事はこちら スノーフレーク SNOW

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