この3つの株に5万ドル投資すれば10年後には億り人(3)

5万ドルを今後10年間で100万ドルにしたいと願う投資家へ、その可能性を持つ3つのハイテク株のご紹介です。

ドクシミティ(DOCS)

ドクシミティのプラットフォームは、医療従事者の生活を楽にするために設計された様々なサービスを提供しています。同社のプラットフォームは、米国の医師の80%以上、ナースプラクティショナーや医師助手の半数以上に採用されています。

ドクシミティ の巨大なプロフェッショナル・プラットフォームでは、米国のHIPAA法に準拠した形式での同僚とのつながり、選択した専門分野の求人情報の熟読と応募、全国の臨床医とのネットワーク作りなど、医療従事者があらゆることを行えるようになっています。

現在、ドクシミティは、その売上のほとんどをさまざまな種類の購読料から得ています。これは、ドクシミティ のユーザーに広告を出す製薬会社やその他の医療機関が支払う料金であるマーケティング・ソリューションと、採用担当者が全国の医療従事者とつながることができるプラットフォームである採用ソリューションから得られます。また、遠隔医療プラットフォームなど、その他の成長事業分野からも収入を得ています。

直近の四半期では、ドクシミティは前年同期比30%増の1億200万ドルの総収入を達成しました。また、2630万ドルの純利益を計上し、4000万ドル近くのフリー・キャッシュ・フローを生み出しました。

直近の12カ月間で、同社は売上高を86%、純利益を181%、それぞれ伸ばしています。一方、アナリストは、ドクシミティが今後2会計年度だけでも、売上と1株当たり利益をそれぞれ40%と98%成長させることができると推定しています。 

ドクシミティ は、まだ成長の初期段階にあります。同社の製品とサービスは、医療従事者が日常的に直面している本質的なニーズを満たしており、同社が医療機関に販売する貴重な広告スペースは、業界全体がデジタル時代の需要に対応するために立ち上がる中で、注目すべき商品となっています。

このような背景から、同社は今後10年以上にわたり、トップラインとボトムラインの持続的な成長を実現し、投資家へのリターンを何倍にも増大させることが期待されます。

*過去記事「ドクシミティ 決算と自社株買いのニュースを受けて30%高騰

エアビーアンドビー(ABNB)

旅行業界の回復がエアビーアンドビーのビジネスに拍車をかけていることは間違いありませんが、このプラットフォームの驚異的な成長の原動力は、それだけではありません。

エアビーアンドビーはバケーションのための短期滞在のためだけではなく、実際に住むために利用されていることが明らかになりつつあります。現在、このプラットフォームで行われている予約の5分の1が、28日以上の長期滞在となっています。

2022年第3四半期の売上高は前年同期比30%近く増加して29億ドル。12億ドルの純利益を計上して、過去最も収益性の高い四半期となりました。また、この四半期だけで約1億泊の宿泊と体験が同社のプラットフォームで予約され、前年同期比25%増となりました。

この好業績をパンデミックで旅行へ行けなかったことへのリベンジ需要だと見る向きもありますが、第3四半期の売上高と純利益は、パンデミック前の2019年の同時期と比較して、それぞれ約70%と260%増加しており、エアビーアンドビーのプラットフォームがコロナに関係なく成長していることを物語っています。

今後懸念される不況はあらゆるセクターの消費に影響を与える可能性があり、旅行もその一つであることは間違いありません。しかし、エアビーアンドビーは様々な追い風を受けて成長しており、不況下でも平均的な旅行関連銘柄とは異なるペースで成長する可能性があります。

また、同社が最近、アパートメントレンタルに進出したことは、旅行関係だけにとどまらないという同社の経営陣の長期的ビジョンの一端を示しています。

エアビーアンドビーの多様なビジネスモデルと魅力的な成長ストーリーは、中長期的なバイ・アンド・ホールド投資に理想的なビジネスです。ウォール街のアナリストの中には、今後12カ月間だけでも株価が90%近く急騰する可能性があると見積もっている人もいます。長期的には、年間20%の売上成長率が見込まれており、旅行関連銘柄をはるかに超える存在になる可能性を持つエアビーアンドビーは投資家に大きなリターンをもたらしてくれるかもしれません

*過去記事「エアビーアンドビー 業績は予想を上回るもガイダンスへの失望で下落

アップスタート・ホールディングス(UPST)

アップスタートの株価は昨年10月の322ドル余りの価格から直近では95%も下落しています。金利の上昇、景気の後退など同社を取り巻く環境は厳しさを増しており、これを克服することは容易でないと見られています。

しかし、アップスタートの最近の業績を詳しく見ると、それほど暗くはなく、逆境にも耐えることができる長期投資家にとってはチャンスとなり得ることがわかります。

同社の経営陣は、第3四半期の決算発表で、同社が「リスクモデルを市場に合わせて継続的に調整」していると述べています。現在、融資額が減少しているため、アップスタートの売上の伸びと収益性の両方に影響を与えていますが、これは実は、従来とは異なるデータポイントと人工知能を活用して申込者の信用力を評価する同社独自の引受モデルが、まさにあるべき姿で機能していることの表れだと経営陣は理解しています。

多くのエコノミストは、マクロ環境が決定的に正常な状態に戻り始める変曲点は2024年初頭と予想しています。今後数年で経済が低迷を脱するにつれ、アップスタートの急速に進化する実績あるモデルは、今後10年間での回復と成長をもたらすものになると期待されます。

アナリストのコンセンサス予想では、アップスタートは今後5年間、年間30%の売上成長が見込まれています。しかし、足元の12ヶ月先の株価収益率はわずか10.6であり、市場はアップスタートの長期的な成長可能性を考慮していないようです。

*過去記事「アップスタート 第3四半期の業績不振の原因

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この3つの株に5万ドル投資すれば10年後には億り人(2)

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