ルルレモン・アスレティカ(LULU)が9月1日のマーケット終了後、第2四半期決算を発表しました。
第2四半期の売上は前年同期比28.8%増の18億7000万ドルで、調整後の1株当たり利益は2.20ドルでした。アナリストのコンセンサス予想は、売上高17億7000万ドル、1株当たり利益1.86ドとなっていました。前年同期の1株当たり利益1.65ドルと比較しても大きく伸びています。
既存店売上高は23%増、恒常為替レートベースでは25%増で、コンセンサス予想の17.9%を上回りました。
第3四半期については、17億8000万ドル〜18億1000万ドルの売上とし、3年間の複合年間成長率を約25%にすると発表しています。同四半期の1株当たり利益は1.90ドル〜1.95ドルの範囲という見通しを示しました。アナリストは売上高17億7000万ドル、1株当たり利益をり1.86ドルと予想していました。
通期では、売上高78億6,500万ドル〜79億4,000万ドル、1株当り利益9.75ドル〜 9.90ドルという見込みを示しました。アナリストのコンセンサス予想では、売上高76億9000万ドル、1株当たり利益は9.44ドルとされていました。
ルルレモンの株価は、9月1日の通常取引で2%近く下落した後、時間外で9.4%上昇し322ドルで取引されています。同株式は今年に入り24%下落しています。
ルルレモンの1株当たり利益は2020年5月期以降、予想を下回ったことがありませんが、今回もその強さを見せました。
6月に発表された第1四半期決算の内容もそうでしたが、今回もまた富裕層の消費意欲がまだ旺盛だということが示されました。ルルレモンはアスレジャーと呼ばれる、スポーツウェアを普段着に取り入れたファッション・スタイルが売り物のブランドですが、そのターゲットである富裕層の消費は、インフレによって他の消費者の購買意欲が低下するようになっても、底堅く推移しているようです。
*過去記事はこちら ルルレモン(LULU)