この3銘柄に10万ドル投資すれば10年後には億り人

10万ドルを今後10年間で100万ドルにしたいと願う投資家へ、その可能性を持つ3つのハイテク株をモトリーフールが推奨していますので、ご紹介します。

ブロック(SQ)

ブロックは、多くの先進国でフィンテックの中心となる企業として位置づけられています。ビジネス向けのスクエア・エコシステムとキャッシュアプリは、新規市場への進出と既存国での事業範囲の拡大により成長を続けています。

ブロックは今年初め、スペインにエコシステムを導入し、これで導入したのは8カ国目になりました。現在、EU3カ国に進出しているため、かつてスクエアとして知られていた同社は、ユーロ圏の残りの国々にサービスを提供することが容易になりました。

さらに、スクエアとキャッシュアプリの両方で、ビットコイン取引プラットフォームによる暗号通貨機能を追加しました。これにより、ペイパル・ホールディングス(PYPL)のVenmoに人気で追いつきそうな勢いです。

また、リサーチ・アンド・マーケッツによると、フィンテックのアドレス可能な市場は2026年までに31兆5,000億ドルに達すると予想されており、これは年平均成長率(CAGR)27%で、スクエアを含むこの分野の多くの企業に成長の機会をもたらすはずです。

ブロックは2021年の売上を2020年比で86%、ビットコインを除けば57%増加させました。これにより、同期の調整後利益は8億9,800万ドルで、前年同期比111%増となっています。アナリストは、2022年の売上成長率は7%にとどまるものの、翌年には22%に回復すると予想しています。

それでも、株価は昨夏のピーク時から半分以上値を下げています。株価収益率(P/S)は約4で、昨年初めの2桁の売上高倍率から低下しています。ブロックがより多くの企業や個人の金融ニーズに応えようとしていることを考えると、このバリュエーションはよりリーズナブルなレベルになっていると評価できます。

*過去記事はこちら ブロック SQ

デジタルオーシャン(DOCN)

一見すると、アマゾン(AMZN)やマイクロソフト(MSFT)といった企業がクラウド業界を支配しており、多くのビッグネームにサービスを提供しているように見えます。

しかし、彼らの提供する製品は、中小企業の特定のニーズに対応しているとは言えません。デジタルオーシャンは、そのギャップを埋めることで高成長を遂げている企業です。

中小企業のニーズに合わせたシンプルで手頃な料金プランを提供する一方で、同社の最も重要な強みは、そのコミュニティにあると思われます。このコミュニティのメンバーは、アドバイスを提供したり、受けたりすることで、中小企業にとって障害となるITの課題を解決する手助けをしています。

デジタルオーシャンはすでに185カ国で約60万の顧客を抱えていますが、クラウド市場において十分な成長余地を残していると考えられます。グランド・ビュー・リサーチは、クラウドインフラ市場は現在の4,840億ドルから、2030年までに1兆5,500億ドルに拡大すると予測しています。

デジタルオーシャンの2021年の売上は4億2,900万ドルで、まだ、そのアドレス可能な市場のごく一部を占めるに過ぎませんが、2020年と比較すると35%増となっています。しかも、年間損失は2020年の4,400万ドルから2,000万ドル程度に縮小しています。さらに、5億6,400万ドルから5億6,800万ドルの売上予測は、見込み通りとなれば32%の成長に相当します。

株価は11月の高値から55%下落し、P/Sレシオは約13まで低下しています。これは大手競合他社よりも高いバリュエーションではあるものの、中小企業におけるクラウドのニーズが拡大し続ける中、低くなった株価のレベルと急速な売上成長率は魅力的であり、この銘柄はさらなる上昇が期待できます。

*過去記事はこちら デジタルオーシャン DOCN

ロク(ROKU)

ロクは、テレビで放送されるメディアがストリーミングに移行するのをうまく利用しました。サービスのアグリゲーションとロクプラットフォームおよびチャンネルの提供を通じて、企業が広告を通じて番組に資金を提供できる手段を提供しています。

さらに、ロクはヨーロッパとラテンアメリカへの拡大を続けており、アルアベットのような企業との競争に挑む際に力を発揮することができます。さらに、同社はオペレーティングシステムを新しいテレビに統合し、その機器を低価格で提供しているため、そのプラットフォームの普及が進んでいます。

ロクは2021年末時点で約6,000万人のユーザーがいると発表していますが、リサーチ・アンド・マーケッツは、世界のデジタル広告市場が2025年までに7,640億ドル、2030年までに1兆4,500億ドルに成長し、CAGRは13.7%になると予測しています。ロクは、現在約20カ国で事業を展開しており、さらに拡大する計画を持っているため、この増加分の多くを獲得するのに有利な立場にあると思われます。

今のところ、ロクはその可能性の表面をやっとなぞり始めたところです。2021年には、2020年よりも55%多い約28億ドルの売上を上げました。売上の伸びにより、純利益は2億4,200万ドルとなり、2020年の1,800万ドルの赤字から脱却しました。

しかし、同社が示した第1四半期の見通しが減速を意味する前年同期比25%の売上成長であったため、株価は大きく下落しました。昨年7月の高値から約75%も下落し、P/Sレシオは昨年2月の33から現在6に低下しています。

しかし、世界のデジタル広告のブームによりロクは大きな発展を遂げるものと予想されます。一時的な売上成長の鈍化はすでに株価に織り込み済であり、ロクは今が買い時であると思われます。

*過去記事はこちら ロク ROKU

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