クラウドベースのデータソフトウェア会社、スノーフレーク(SNOW)の株価が3月2日のアフターマーケットで急落しています。
同社は3月2日の通常取引終了後に1月31日に終了した第4四半期決算を発表しましたが、四半期の業績が好調だった一方で、2023年度のガイダンスが期待外れだったことを受け、時間外取引で20%を超える急落となっています。
クラウドソフトウェアの中でも最も割高な銘柄の一つであり、このセクターで最も急成長している企業の一つであるスノーフレークですが、現在の環境では、高値圏の株価はわずかな期待外れにも弱い状態です。
第4四半期、スノーフレークの売上高は3億8,380万ドルで、101%増、アナリストのコンセンサス予想の3億7,260万ドルを上回りました。
製品売上は3億5,960万ドルで、102%増加し、同社のガイダンスである3億4,500万ドルから3億5,000万ドルの範囲を上回りました。非GAAPベースの製品売上総利益率は75%。調整後のフリーキャッシュフローは1億210万ドルで、売上高の27%でした。
同社によると、リピート率を示す純売上維持率は178%で、10月期の173%から上昇し増した。履行業務残は26億ドルで、前年同期比99%増となり、1四半期前の94%増から加速度的に増加しています。
現在、同社の顧客は5,944社で、そのうち末残売上高が100万ドル以上の顧客は前四半期の116社から184社に増加しました。
通期では、製品売上は前年比106%増の11億4,000万ドル、調整後フリー・キャッシュ・フローは同12%増の1億4,980万ドルでした。
4月期の製品売上は、前年同期比79%から81%増の3億8,300万ドルから3億8,800万ドル、前四半期比ではほぼ横ばいですが、コンセンサス予想の3億8,200万ドルを少し上回ると見ています。
四半期の営業利益率は、非GAAP基準でマイナス2%を見込んでおり、これに対し直近の同基準ではプラス5%でした。
通期では、製品売上高を65%から67%増の18億8,000万ドルから19億ドルと予想し、コンセンサス予想の20億ドルを下回り、営業利益率は1%、調整後のフリーキャッシュフロー・マージンは15%になると見ています。
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*過去記事はこちら スノーフレーク SNOW