11月3日の市場終了後に発表されたストリーミング・ハードウェア企業のロク（ROKU）の決算は期待外れの内容でした。
第3四半期の純利益は6,890万ドル、1株あたり48セントでした。総売上高は、前年同期比51％増の6億8,000万ドルとなりました。ファクトセットによると、ウォール街のコンセンサス予想では、1株当たりの利益は9セント、売上高は6億8,400万ドルでした。
機器の販売や、顧客がストリーミングサービスにアクセスするためのプラットフォームを提供しているロクですが、プラットフォーム部門の売上高が82％増の5億8,300万ドルとなりました。プレーヤー収入と呼ばれるデバイスからの売上は、前年同期比26％減の9,740万ドルでした。
ユーザー1人当たりの平均収入は、前年同期比49％増の40.10ドルとなりました。アクティブアカウント数は5,640万件で、第2四半期から約130万件増加しました。この数字はアナリスト予想の5,670万件をわずかに下回りました。
調整後の金利、税金、減価償却費および償却費控除前利益は、前年同期比132％増の1億3,010万ドルとなりました。
アンソニー・ウッド最高経営責任者（CEO）とスティーブ・ルーデン最高財務責任者（CFO）は、株主向けの手紙の中で、「今後の見通しとして、当社のビジネスのファンダメンタルズは依然として強固ですが、世界的なサプライチェーンの混乱によって生じた課題が2022年まで続く可能性が高いことを念頭に置いている。これらの逆風は、消費者心理、製品の価格や入手のしやすさ、広告費の水準など、ホリデーシーズンに幅広い影響を与える可能性がある」と述べています。
第4四半期の売上高は、8億8,500万ドルから9億ドルの間と同社は予想しています。利益面では、500万ドルの純損失から500万ドルの純利益までを見込んでいます。
ファクトセットの調査では、ウォールストリートのアナリストは、第4四半期の売上高を9億4,600万ドル、純利益を3,300万ドルと予想していました。
時間外取引でロクは11月3日の終値から8.5%減の287ドルと大きく下落しています。
＊過去記事はこちら「ロク ROKU」