テラドック 予想を上回る決算発表でも株価は下落

テラドック・ヘルス(TDOC)が2021年7〜9月期決算を発表しました。

売上高は、前年同期比81%増の5億2200万ドル。第3四半期の純損失は8,430万ドル(1株あたり53セント)でした。

ファクトセットによると、ウォール街のコンセンサス予想では、売上高は5億1,663万ドル、1株当たりの純損失は67セントでした。

調整後の金利・税金・減価償却前利益は6,740万ドルで、予想の6,530万ドルを上回りました。

このように予想を上回ったにもかかわらず、決算発表後の時間外取引において株価は5.1%下落して131.50ドルとなり、過去3回の決算発表後の動きと同様の結果となりました。

過去においても株価は、2020年第4四半期の決算発表後に約13%、2021年第1四半期の決算発表後に8%下落しました。一方で、7月に発表された第2四半期報告書の翌日には、最初の急落が反転し、株価は0.5%上昇して引けました。

テラドックの株価は、2020年に138.8%と大きく上昇した後、2021年は約30%の下落となっています。パンデミックは同社に爆発的な成長をもたらしたものの、2021年にはクリアすべき高いハードルも生み出した結果になっています。

米国の有料会員数は5,250万人で、前年比2%増となり、ウォールストリートのコンセンサス予想と一致しました。総訪問数は、前年同期比37%増の390万件で、アナリスト予想の350万件を上回りました。

第4四半期の売上高は、5億3,600万ドルから5億4,600万ドルと予想していますが、これはファクトセットが調査したアナリストのコンセンサス予想である5億4,000万ドルを上回っています。

米国の有料会員数を5250万人から5350万人、訪問者数を390万人から410万人とテラドックは予想しています。

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