テレヘルスの大手、テラドックが一週間で24.5%の株価上昇!原因は?

7月25日に第2四半期決算を発表したテレヘルスの大手、テラドック・ヘルス(TDOC)の株価が上昇しています。

第2四半期業績

テラドックは、第2四半期の売上高が10%増の6億5,240万ドルとなり、アナリストのコンセンサス予想(6億4,920万ドル)を上回りました。特に注目すべきは、海外からの売上が28%増の9,060万ドルとなったことで、これは同社のグローバルな影響力の拡大を示しています。

また、同社の調整後EBITDAは54%増の7,220万ドルに達しました。これはテラドックが支出に対するコスト削減をより効果的に行っていることを示しています。そしてこれらの業績は、2021年1月のピークから大きく下落していた株価を引き上げる効果がありました。

一般に公正妥当と認められた会計原則(GAAP)ベースでは、同社は7,160万ドルの営業損失を計上し、そのうち株式ベースの報酬が5,570万ドルを占めました。最終損益は1株当たり0.40ドルの赤字となり、1株当たり0.41ドルの赤字という予想とほぼ一致しています。

ジェイソン・ゴレビッチ最高経営責任者(CEO)は、この結果を “好調 “と評価し、「この業績は、新製品とサービスの導入と拡大、強力なイノベーション・パイプラインへの投資、経費の抑制、ケアの垂直統合の直接的な結果である」とのべています。

これらの結果を受けて、テラドックの株価は一週間で24.5%上昇しました。この急上昇は、同社の業績が市場の期待を上回ったことを反映しています。

将来展望

将来の展望として、テラドックは第3四半期に6億5000万ドル〜6億7500万ドルの売上を見込んでいます。これはガイダンス・レンジの中間値で8.6%の成長となり、市場の予想と一致しています。

さらに、調整後EBITDAの見込みは、7200万ドル〜8200万ドルで、これは、同社が今後も持続的な成長とコスト削減に成功することを示しています。

テラドックの成長率は、大手ヘルスケア業界を破壊するという同社に対する高い期待と比較すると、まだ物足りなさを感じるかもしれません。しかし、株価がピークから90%以上下落した今、同社の調整後EBITDAの改善は、新たな高値を目指す投資家にとって魅力的な機会を示しています。

*過去記事はこちら テラドック TDOC

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