米国市場では新規公開企業が相次いで登場しており、今週は7つの企業が上場する見込みです。
直接上場するアンプリチュードは、9月28日にAMPLのティッカーでナスダックに上場します。直接上場では、企業は新たな資金を調達するのではなく、株主が株式を売却します。目論見書によると、アンプリチュードの株主は35,398,389株の売り出しを登録しています。
アイウェアブランドであるワービー・パーカーは、9月29日にニューヨーク証券取引所で取引が開始される予定で、ティッカーはWRBYです。こちらも直接上場することになっており、目論見書によると、株主は77,741,942株を登録しています。
オールビュー・システムズ・ホールディングスも9月29日に公開会社としてスタートします。目論見書によると、同社は1,530万株を1株あたり17ドルから19ドルで売り出します。NYSEではALVUというティッカーで取引されます。
オールビューは、プライベート・キャピタルおよびクレジット市場の投資マネージャーに技術を提供しています。ビスタ・エクイティ・パートナーズは2019年にAltaReturnを買収し、ポートフォリオ企業のブラック・マウンテン・システムズと合併してオールビューを設立しました。ビスタはIPO後、統合された議決権の66％近くを所有することになると目論見書には書かれています。
アドベント・インターナショナルが支援するヘアケアブランドのオラプレックスも今週取引される予定です。S-1によると、同社は6,700万株を1株あたり14ドルから16ドルで売り出します。OLPXのティッカーでナスダックに上場します。
2014年に設立されたオラプレックスは、ボンドで作るヘアケアのカテゴリーを作ったことで知られる美容会社です。プライベート・エクイティ企業であるアドベントは、2020年1月に同社を買収しており、IPO後は78.2％の株式を保有することになると目論見書に記載されています。オラプレックスは9月30日にデビューする予定だと、事情に詳しい関係者が語っています。
10月1日には、ヘルスケア・トライアングルが、800万株を1株あたり4.50ドルから5.50ドルで売り出します。ヘルスケアは、ナスダックでティッカーHCTIで取引されます。目論見書によると、ヘルスケア・トライアングルは、病院やヘルスシステム、支払者、ライフサイエンス、バイオテックの組織にソフトウェアとサービスを提供しています。
また、10月1日には、ファースト・ウォッチ・レストラン・グループもデビューする予定です。フロリダ州ブラデントンにある同社は、950万株を1株あたり17～20ドルで売り出します。ナスダックでは、FWRGというティッカーで取引されます。
ファースト・ウォッチは、朝食、昼食、ブランチを提供することで知られるレストランチェーンです。また、アドベントの支援を受けており、IPO後はアドベントが普通株式の79.2％を保有することになると目論見書に記載されています。
シンガポールの企業であるTDCXも10月1日に上場する予定です。目論見書によると、同社は1,880万株のADS（American Depositary Shares）を1株あたり16ドルから18ドルで売り出します。NYSEで取引され、ティッカーはTDCXです。