今買うべき5G関連株3つ

すでに多くの5G対応の携帯電話が販売されていますが、浸透度合いはいまいち。関連株の売上はまだまだこれから伸びると見られます。そんな中、モトリーフールに掲載されたのが「3 5G Stocks to Buy Right Now」という記事。

この記事が面白いなと思ったのは、おすすめの5G関連株3つを選んだ基準。ひとつの技術に賭けている企業だと、その技術への需要が急増しても、それが普及してくるにつれ先細りになってしまう懸念があるとして、5Gだけに賭けていない企業を見つけるようにしたというところです。

5G以外にも成長が期待できる分野を持っており、5Gの成長が予想よりも遅れたとしても、長期的には優れた投資対象となる可能性がある銘柄として、この記事では次の3つを取り上げています。

エヌビディア(NVDA)

ゲーム用のグラフィック・プロセッシング・ユニット(GPU)の製造で知られているエヌビディアが5G関連株? と疑問に思ったのですが、記事が指摘しているのが、5Gのユーザーは、4Gのユーザーの約3倍のデータを消費するため、5Gのデータセンターでは、これまで以上に多くの情報を処理しなければいけないという事実。

同社のGPUを使用すれば通信事業者はその余分な負荷を効率的に処理することができるというわけで、ベライゾンなどは、すでに一部のエヌビディアのプロセッサを使って5Gネットワークのデータセンターを強化しているそうです。5Gの成長に伴い、より多くのチップの必要性が高まる可能性があるとのことです。

ゲームやその他一般用途のデータセンター向けという主力分野を持っているのが、「5Gだけに賭けていない」という基準に合致する理由。同社の株価はこの1カ月で約8%下落しており、5G投資という新たな切り口で同社を評価する投資家にとっては、絶好の買い場となっています。

クアルコム(QCOM)

クアルコムは、3Gおよび4G市場での特許が長年にわたって同社の成長を支えてきましたが、5Gの特許からも利益を得ることができそうです。

同社はすでに、モバイル機器メーカーとの間で5Gのライセンスに関する110件の契約を結んでいるとのこと。5Gが主流になれば、クアルコムはそれらの機器からライセンス収入を得ることができるようになっています。

同社は、今年4億5,000万~5億5,000万台の5Gデバイスが出荷されると見ており、それは2020年の倍以上の数字だそうです。

最近のハイテク市場全体の低迷により、この1か月間で株価は約5%下落しており、今が買い場とこの記事はしています。

アップル(AAPL)

アップルは昨年末に初めての5G対応機iPhone 12を発売しました。それ以来、同社は圧倒的な5Gプレーヤーとして台頭してきており、この新デバイスのおかげで、会計年度第1四半期(1月27日発表)のiPhoneの売上は17%も急増し、アップルは5Gスマホ市場を急速に掌握しつつある(一部の予測では今年末までに5G携帯電話市場の35%を占める可能性があるそう)と、この記事は分析しています。

iPhoneは、アップルの売上の半分以上を占める重要な存在であることに変わりはないものの、今注目すべきなのは、同社の成長中のサービス分野(Apple Music、Apple News+、App Storeなど)の成長を促進するためのデバイスとしての役割だとこの記事は主張。

iPhoneを販売すればするほど、そのデバイスを通じてサービスを販売し、ユーザーをその広大なエコシステムに取り込んでサービス事業を伸ばすことができることを買いの理由にあげています。

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