次の10倍株はこれ!(詳細版 前編)

モトリーフール推奨の10倍株の紹介、非常に好評でした。すごくよく読まれましたので、その詳細版として、それぞれの銘柄が10倍株に推される理由を簡単にご紹介します。まずはその前編です。

テラドック(TDOC)

テラドックが10倍株に推される理由は、以前書きましたこの記事に尽きると思いますので、ご覧ください。
テラドック コロナ禍の中で見えてきた強み

スクエア(SQ)

スクエアの事業は2つに分けられます。ひとつは販売者向けエコシステムと言うべきもので、マーチャント(加盟店)に決済アクワイアリング・サービスやその他関連サービスを提供しています。2012年から2019年の間には年率49%という高い成長を見せていました。コロナ禍で影響が出ていますが、最近目立つのは大手企業がこのシステムを使うようになったことです。

より将来性が期待されているのが、個人間の決済ネットワーク「Cash App」。モバイル決済アプリとして使用されており、3年足らずで月間アクティブユーザー数は4倍以上の3,000万人になりました。株式やビットコインの売買ができるこのアプリは2021年以降のスクエアの成長のエンジンとなる事業と見られています。

トルパニオン(TRUP)

トルパニオンの主要な事業は、猫や犬に特化したテイラーメイド型のペット保険の販売です。

投資家が 期待しているのは、その市場規模の大きさ。米国のコンパニオンペットの飼い主のうち、犬や猫の健康保険に加入しているのは約 1% に過ぎません。それに比べて、海外ではコンパニオンペットの保険加入率はかなり高くなっています(英国では25%)。

トルパニオンが米国市場の25%でも浸透することができれば、320億ドル以上の価値がある市場になります。このように普及率が低いため、トルパニオンが10年間を通じて2桁の成長率を維持することはほとんど問題がないと考えられます。

オルガニグラム・ホールディングス(OGI)

オルガニグラム・ホールディングスはカナダの医薬系持株会社。子会社を通し、医療用大麻および合法的な嗜好品としての大麻の製造、販売しています。

カナダで唯一、単一の栽培施設(ニューブランズウィック州モンクトン)を持つ大手生産者であり、市場の実勢に合わせて生産量や経費を調整することが非常に容易にできます。

単一施設であるため、サプライチェーンも非常に効率的。3層の栽培システムを利用して、収量を最大化しています。

取扱製品が多彩であるため、安定的な成長が期待できます。

ピンタレスト(PINS)

ピンタレストもCOVID-19パンデミックから大きな恩恵を受けています。人々は家に閉じこもっているため、これまで以上にオンラインで過ごす時間が増えました。その結果、月間アクティブユーザー数(MAU)が急増し、MAUの伸びは過去3年間の数字からさらに加速しました。

ピンタレストは新規MAUの大半を海外市場から獲得しているのが特徴です。海外のMAUの急増により、同社はこの10年間でユーザー1人当たりの平均売上を何倍にも増やすと見られます。

ピンタレストの利用方法は、画像をアップすることよりも、サービス内で見つけた好きな動画や画像をPin(ピン、保存)して収集、「ボード」(写真や動画をコレクションする機能)に整理して保存するのが主流です。

承認欲求、フォロワーへの告知などで投稿機能が使われることがメインの他のSNSとはこの点で一線を画します。

「何かのアイデア」などアクションへ移したいコンテンツとの出会いを求めてピンをするユーザーが多いピンタレストは、Eコマースでの販売増を狙う企業、特に中小企業にとっては絶好の販売ターゲットです。MAUへの広告に必要なツールを整備することでピンタレストは今後大幅な販売増を達成することが可能です。

フェイスブックの時価総額7,700億ドル弱に対してピンタレストは500億ドル弱(2021年2月9日終値)。10倍になる可能性は十分です。

後編はこちら

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