米国時間2025年9月8日、Google親会社であるアルファベット(GOOGL)に対して、ウォール街で最も高い目標株価の一つが提示されました。投資会社エバコアISIのアナリスト、マーク・マハニー氏は、同社株の目標価格を従来の240ドルから300ドルに引き上げ、アップサイド余地は約27%に及ぶと予測しています。
Chrome分離回避で株価急騰、今後の伸びに期待
直近では、米司法省による独占禁止法訴訟において、Googleがブラウザ「Chrome」の分離を回避したことが好感され、株価は8%以上上昇しました。2025年の年初来では、アルファベット株はすでに25%の上昇を記録しており、マハニー氏はさらなる上昇が見込めると分析しています。
依然として強い商業検索の支配力
AI検索ツールの台頭により、Google検索の将来性を不安視する声もある中、マハニー氏は「商業的意図のある検索において、Googleのシェアに目立った低下は見られない」と指摘しています。実際、アルファベットはZ世代の消費者において、商品購入の際に最も利用されるプラットフォームとしてアマゾンを上回ったという調査結果も示されています。
このような商業検索は広告収益への直結性が高いため、Googleにとっては極めて重要な成長領域です。
GeminiとAIオーバービューが検索体験を改善
エバコアによる調査では、Googleの新しいAI機能である「AIオーバービュー」やAIチャットボット「Gemini」を利用したユーザーのうち、66%が従来よりも検索体験が改善されたと回答しました。AIの導入によりユーザーの満足度が高まれば、競合ツールへの流出を防ぎ、検索エンジンとしての地位を維持できる可能性が高まります。
バリュエーションは依然として魅力的
マハニー氏は、アルファベットの株価は将来の利益成長を考慮すると割安だと分析しています。予想PERは22倍と、過去の平均や他の大型テック企業と比較しても妥当とされ、今後数年間にわたって10%以上の売上成長と、最大20%のEPS成長が期待できると述べています。
このような成長が続く限り、20〜25倍のPERを維持しても違和感はなく、株価の更なる上昇が可能との見方です。
まとめ:Google検索の価値は不変、AIでさらなる強化も
AI時代に突入し、多くのテック企業が検索領域で競争を繰り広げていますが、Googleの商業検索のポジションは依然として盤石です。特に広告との相性が良い分野において優位を保っている点や、AIによる検索体験の強化がユーザー定着につながっている点を考慮すると、今後も安定した成長が期待されます。
エバコアの強気な見通しは、その確信の表れとも言えそうです。
*過去記事 アルファベット GOOGL
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