テスラ株に追い風!AIと自動運転が開く新たな成長ストーリー

テスラ(TSLA)の株価が11月29日に3.69%上昇しました。これはウェドブッシュ証券のアナリスト、ダン・アイブス氏が同社に関する新たな強気のレポートを発表したことによるものです。同氏は、テスラの人工知能(AI)および自動運転技術の市場機会が将来的に1兆ドル規模になると予測しています。

テスラの成長を後押しするトランプ次期大統領との関係

テスラのCEOであるイーロン・マスク氏は、トランプ次期大統領との関係を通じて、テスラの成長をさらに加速させる可能性があります。アイブス氏は、「トランプ政権がAIおよび自動運転分野を積極的に推進することで、テスラに大きな追い風となる」と述べています。

特に、米運輸省が完全自動運転車向けの正式な連邦フレームワークを優先事項として掲げることが、テスラのAIおよび自動運転技術の発展にとって重要になると考えられます。

テスラのAIおよび自動運転の市場価値は1兆ドル規模

ウェドブッシュ証券は、テスラ株に対して「アウトパフォーム」の評価を付け、ウォール街で最も高い目標株価である400ドルを提示しています。アイブス氏は、「AIと自動運転の可能性だけで、テスラにとって1兆ドルの市場価値がある」と指摘し、これらの取り組みがトランプ政権の下で加速すると期待しています。

トランプ政権のAI政策がテスラに及ぼす影響

さらに、Axiosの報道によると、トランプ政権はAI政策の強化を目的とした「AI担当官(AI Czar)」の新設を検討しているとのことです。この取り組みは、テクノロジー業界全体に恩恵をもたらし、特にテスラにとって大きな利益をもたらす可能性があります。

アイブス氏は、「トランプ政権の新たな規制緩和により、これまで完全自動運転や自動運転において障害となっていた連邦規制が大幅に緩和される」と述べています。

EV市場全体への影響とテスラの優位性

一方で、トランプ政権がEV税制優遇を撤廃する可能性があるため、EV業界全体にはマイナスの影響が及ぶと予想されています。しかし、テスラはその規模とスケールにおいて他のEVメーカーを圧倒しており、補助金のない環境でも競争優位性を発揮できるとアイブス氏は述べています。

「テスラは単なる自動車メーカーではなく、革新的なテクノロジープレイヤーであり、この壮大な戦略の第一段階が過去5年間で形になった」と評価しています。

まとめ

テスラ株は年初来39%上昇し、S&P 500の26%の上昇率を大きく上回っています。AIや自動運転の分野での規制緩和が進む中、テスラは引き続き注目されるAI関連銘柄の一つと言えます。今後の政策動向や技術開発の進展が期待されます。

*過去記事はこちら テスラ TSLA

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