エアビーアンドビー Q3決算:売上・利益ともに好調、だがQ4ガイダンスは予想を少し下回る

旅行業界に注目が集まる中、短期不動産レンタルの大手企業、エアビーアンドビー(ティッカーコード:ABNB)は、第3四半期の決算報告で市場の期待を上回る数値を発表しました。

第3四半期決算のハイライト

  • 売上高:34億ドル(前年同期比18%増)
  • 予約総額:183億ドル(前年比17%増、コンセンサスの179億ドルを上回る)
  • 宿泊・体験予約:1億1,320万泊(コンセンサスの1億1,290万泊を上回る)
  • 純利益:44億ドル(前年同期の12億ドルを大幅に上回る)

特に注目すべきは、純利益が前年同期の12億ドルから44億ドルへと大幅に増加した点です。この増加は、28億ドルの「評価性引当金」によるもので、これを除くと純利益は16億ドルです。EPS(1株当たりの利益)も、予想の2.13ドルを大きく上回る6.63ドルとなりました。また、調整後純利益率は47%で、前年の42%から上昇しています。

フリーキャッシュフローと自社株買い

第3四半期のフリーキャッシュフローは13億ドルで、予想(12億ドル)を上回りました。さらに、エアビーアンドビーはこの四半期に5億ドルの自社株買いを実施したと発表しています。

第4四半期の見通し

しかし、第4四半期の売上高の見通しは21.3億ドル〜21.7億ドルと、市場の予想(21.8億ドル)をわずかに下回るものとなっています。それでも、同社は12%〜14%の成長を見込んでおり、第4四半期の調整後Ebitdaは「過去最高」を記録するとしています。

まとめ:今後の展望

第3四半期の決算を見る限り、エアビーアンドビーは着実に成長していることが分かります。しかしながら、第4四半期のガイダンスが予想をやや下回っていることから、投資家は慎重な姿勢を取るかもしれません。決算発表後の11月1日のアフターマーケットでは通常取引の終値に対し3%安の株価で取引されています。

*過去記事はこちら エアビーアンドビー ABNB

最新情報をチェックしよう!
>

幸せな生活作りのための米国株投資。
老後資産形成のための試行錯誤の日々を報告していきます。
皆様の参考になれば幸いです。

CTR IMG