AIチップ市場でエヌビディアが圧倒的優位、BofAが目標株価引き上げ

アメリカの巨大銀行、Bank of America(BofA)の研究部門であるBofAグローバル・リサーチは、エヌビディア(NVDA)の人工知能(AI)チップの需要に対する強気の見方を強めています。

7月18日、アナリストのVivek Arya氏はエヌビディア株に対する「買い」の格付けを再表明し、目標株価を500ドルから550ドルへと引き上げました。これはAIチップ市場の強力な成長を背景に、クラウドや企業のAI投資がエヌビディアのチップ、特に「アクセラレーター」の需要を牽引していることによるものです。

エヌビディアはAI半導体市場の約75%を占めているとArya氏は見ており、「アクセラレーターの中で、エヌビディアは優位性を保つことができる」と述べています。

データセンターからの需要増加を理由に、同氏は2024年のエヌビディアの業績予想を1株当たり10.01ドルから11.05ドルに引き上げました。業界はAIインフラへの支出シフトの初期段階にあり、AIプロジェクトの加速に適したチップを搭載したクラウドサーバーは全体の10%に過ぎません。

エヌビディアのバリュエーションは、「今後のより強力な成長機会を考えれば正当化できる」とArya氏は述べています。

さらに、エヌビディアの製品は、今年のトレンドである生成AIへの露出度が高くなっています。このAIの形式は、テキスト、画像、動画を総当たりで取り込み、新たなコンテンツを生成します。特に、昨年末にOpenAIがリリースしたChatGPTによって、生成AIへの関心が大いに盛り上がっています。

ChatGPTは言語モデルを使用して、インターネットや他のテキストに書かれたものを消化し、見つけた言葉の関係に基づいて、人間のような応答を生成する能力を持っています。

ウォール街は、エヌビディア株に対して概ね好意的で、ファクトセットによると、アナリストの86%が「買い」またはそれに相当する評価を下しています。

*過去記事はこちら  エヌビディアNVDA

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