買い時は今?アマゾン株、22%の上昇余地を指摘するアナリスト

Roth MKMのアナリスト、ロヒト・クルカルニ氏は6月26日、アマゾン(AMZN)の目標株価を130ドルから155ドルに引き上げ、「買い」の格付けを維持すると発表しました。

アマゾン株の価値はまだ見逃されている

アマゾンの26日の終値は127.33ドルでしたが、クルカルニ氏はここから22%の上昇の余地があると見ています。アマゾンの株価は年初来で50%も上昇していますが、更に上がり続けると同氏が予想する理由は、AIとコスト削減の効果です。

超大型ハイテク株に恩恵をもたらすAIの力

同氏は、アマゾン、メタ・プラットフォームズ(META)、アルファベット(GOOGL)といったインターネット関連の超大型ハイテク株が、現在進行中のAI(人工知能)の波から中期的に大きな恩恵を受けると見ており、その中でも最も恩恵を受けるのがアマゾンだとしています。

同様の見方は他のアナリストにも広がっており、ウェドブッシュ証券のダン・アイブス氏もAI投資の波がハイテク・エコシステムに大きな影響を与えると予測し、今年下半期にはさらに12%から15%の上昇を見込んでいます。
*「ダン・アイブス氏のテクノロジー株予測:AI革命が導く新たなハイテク強気相場

アイブス氏はアマゾンの格付けを「アウトパフォーム」、目標株価を129ドルと評価しています。

アマゾンのコスト削減と物流効率化

クルカルニ氏は、AIだけがアマゾンの価値を引き上げる要因ではないと見ています。同氏は、最近のコスト削減、人員削減、物流効率化の取り組みによる潜在的なレバレッジを、ストリートは過小評価し続けていると指摘します。同氏はアマゾンが「安定したコモディティ・インフレ、安定したグローバル・サプライチェーン、安定した労働報酬の傾向」から大きな恩恵を受けると見ています。

売上高予想を上方修正

以上のことからクルカルニ氏はアマゾンの売上予想を引き上げました。これまで同氏はアマゾンの2023年の売上高を5,573億ドルと見ていましたが、5,615億ドルと上方修正した予想を新たに示しました。これはウォール街のコンセンサス予想である5,602億ドルも上回る額となっています。

*過去記事はこちら アマゾン AMZN

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