「AIという名のゴールドラッシュ」エヌビディアが果たす役割

AIは今、我々の生活とテクノロジーの中心にありますが、その背後にはいくつかのキープレーヤーが存在します。中でも注目すべきは、AIから最も利益を得る企業とされるエヌビディア(NVDA)です。

エヌビディアは、現代のグラフィック・プロセッシング・ユニット(GPU)の開拓者であり、その旗艦半導体をAIという途方もない仕事に適応させるためにピボットしました。AIプログラムの訓練と実行には膨大なデータだけでなく、十分な計算能力が必要となります。エヌビディアのチップが持つ並列処理の能力は、多数の複雑な計算を同時に実行できるという特性を持っており、この力強さを裏打ちする補完的なソフトウェアにより、エヌビディアはそのGPUをAIのタスクに最適化しました。

では、なぜエヌビディアなのでしょうか?かつてマーク・トウェインは、「ゴールドラッシュ時代には、金を掘るよりも掘った人々にシャベルを売る方が利益がある。」と語ったそうです。この名言は、エヌビディアの現状にピッタリ当てはまります。AIが金であるとすれば、エヌビディアはそのシャベルのビジネスというわけです。

エヌビディアは、人工知能に使用されるGPUの市場で明確なリーダーです。ニューストリート・リサーチのデータによると、エヌビディアは機械学習に使われるプロセッサの市場において驚異的な95%のシェアを占めています。今話題沸騰のChatGPTは、1万個以上のエヌビディア GPUで学習しました。次世代では、3万以上のGPUが必要になるとの報道もあり、エヌビディアにとってのチャンスは増大しています。

その結果、エヌビディアの業績は、そのAIブームの恩恵を如実に示しています。景気後退の最中でも、2023年度(1月29日終了)のエヌビディアのデータセンター部門(AI中心のプロセッサーを含む)の売上は41%増の150億ドルに達しました。これは、エヌビディアのAI技術がどれだけ重要か、そしてその影響力がどれだけ大きいかを示しています。

しかし、エヌビディアのような銘柄には、リスクも存在します。最も明らかな懸念はそのバリュエーションで、10月中旬以降、株価は150%以上上昇し、AIの将来性に対する熱狂がその後押しとなりました。

さらに、エヌビディアの競合他社がAI用途の優れた半導体を開発するリスクも存在します。例えば、最近ではマイクロソフト(MSFT)がライバルのアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)と手を組み、エヌビディアに対抗するAIチップの開発に取り組んでいるという未確認の噂があります。
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また、アルファベット(GOOGL)は2015年にTensor Processing Unit(TPU)という機械学習のワークロードを加速するために設計された特定用途向け集積回路(ASIC)を開発しました。このプロセッサは、特定の用途ではエヌビディアのGPUよりも高速で、エネルギー効率も非常に高いと言われていますが、GoogleのTensorFlowプラットフォームでのみ使用できるという制限があります。

これらのリスクは存在しますが、直接の競争相手が少ないことを考えると、エヌビディアへの投資は、ライバルがAIに対してより優れた解決策を打ち出すまで、進行中のAIブームから利益を得る最良の方法と考えられます。投資家は、これらのリスクを十分に考慮した上で、エヌビディアの力強さとその未来への可能性を理解することが重要です。

そのため、エヌビディアの力強さと先見の明を理解することは、AIブームから利益を得るための重要なステップと言えます。エヌビディアは、その技術力と先進性でAIのフロンティアを切り開いています。そしてその結果、その業績は驚異的な伸びを見せています。

しかし、一方で、市場の競争は常に存在します。マイクロソフトやアルファベットのような大手が自身のAI半導体を開発する動きを見せている中、エヌビディアがそのリーダーシップを維持し続けるためには、技術の進化とイノベーションを持続的に行う必要があります。

加えて、投資家としてはエヌビディアのバリュエーションや景気後退に対する影響など、潜在的なリスクにも目を向ける必要があります。その上で、エヌビディアが提供する価値とポテンシャルを評価し、AIブームからの最大の恩恵を引き出す戦略を練ることが求められます。

まとめると、エヌビディアはAIブームの中心に位置する企業であり、そのパワフルなGPUと洗練されたソフトウェアにより、AIの世界をリードしています。しかし、その成功は競争とリスクに対する明確な理解と、それに対応する戦略が必要となります。今後もエヌビディアがどのようにこれらの課題に取り組むのか、その動向に注目することが必要です。

*過去記事はこちら  エヌビディアNVDA

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