半導体メーカーのオン・セミコンダクター（ON）が5月1日のマーケットが開く前に第1四半期決算を発表しました。予想を上回り、明るい見通しを示したことから、1日の市場では7.37%高の77.26ドル（米国東部夏時間11:09AM現在）と大きく上昇しています。
第1四半期の純利益は、前年同期の5億3020万ドル（1株当たり1.18ドル）から、4億6200万ドル（1株当たり1.03ドル）に減少しました。調整後ベースでも、純利益は1株当たり1.19ドルで、前年同期の1.22ドルから減少しましたが、ファクトセット調べのアナリストのコンセンサス予想（1.08ドル）を上回りました。
売上高は、アナリストが19.2億ドルと予想していたのに対し、19.5億ドルから19.6億ドルへと増加しました。
「マクロ経済の不確実性にもかかわらず、第1四半期の業績は予想を上回り、当社の勢いは止まりません」と、最高経営責任者のハッサン・エル・クーリー氏は声明で述べています。同氏は、製造量が計画を上回ったため、シリコンカーバイドの売上が前四半期比でほぼ倍増したと述べています。
第2四半期について、オン・セミコンダクターは19億7500万ドル〜20億7500万ドルの売上見込みを示し、アナリスト予想の19億3200万ドルを上回りました。また、調整後の1株当たり利益の見込みは1.14ドル〜1.28ドルで、こちらもコンセンサス予想の1.06ドルを上回りました。