配当収入を増やすチャンス!今後増配が期待できる5銘柄

  • 2023年4月30日
  • 2023年4月30日
  • 配当株

S&P グローバル・マーケット・インテリジェンスはこのほど、配当性向、売上高予測、負債比率などの要素に基づいて、今後数ヶ月で配当を増やすと予想される企業のリストを作成しました。経済誌バロンズが、そのリストの中から、2桁の増配が予想される銘柄を5つピックアップしていますのでご紹介します。

ゴールドマン・サックス・グループ(GS)

ゴールドマンの株価は、ディールメーキングや投資銀行業務の循環的な減速もあり、今年に入ってから市場をアンダーパフォームしていますが、同行は4月の決算説明会でアナリストに対し、「配当の持続的な増加に引き続き注力する」意向を示しました。

S&Pは、ゴールドマンの7月の四半期配当が2.50ドルから3ドルへ、20%増になると予想しています。最近の株価は340ドル前後で配当利回りは2.9%となっています。

クローガー(KR)

食料品チェーンのクローガーは、アルバートソンズ(ACI)との250億ドル規模の合併に向けて準備を進めており、2024年初頭の完了を見込んでいます。規制当局がこの買収を阻止しようとしなければ、統合された巨大食料品店はウォルマート(WMT)や他の大型チェーン店とより効率的に競争できるようになるはずです。

モルガン・スタンレーのアナリスト、シメオン・ガットマン氏は3月のメモで、クローガーを “堅実な主食 “と呼び、「着実な実行、粘り強いインフレ、安定したマージンから推定値は上昇傾向にある」と述べています。

クローガーは今年後半、四半期配当を26セントから30セントに15%引き上げる見通しです。最近の株価は48ドル前後で2.2%の利回りに過ぎませんが、今年に入ってから8%の上昇を記録しています。

シャーウィン・ウィリアムズ(SHW)

塗料・コーティングのシャーウィン・ウィリアムズは、住宅市場の低迷で苦境に立たされています。株価は昨年33%近く下落し、今年も3%下落しています。

最近の株価228ドル前後での配当利回りはわずか1.2%ですが、売上高が横ばいであるにもかかわらず、今年の収益を押し上げると予想されています。第1四半期にはマージンが改善し、配当も上昇傾向にあるようで、S&Pによれば、今年は16%増の1株70セントの配当になると予想されています。

ターゲット(TGT)

ターゲットは2022年に収益が50%減ったものの、2023年と2024年には毎年23%以上の増益が見込まれています。これにより、51回連続の増配を継続し、増配の余地を十分に確保できるはずです。S&Pは、利回り2.8%のターゲットが6月に13%増の1株当たり1.22ドルの四半期配当を実施すると予想しています。

ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)

ユナイテッドヘルスは垂直統合型の巨大企業であり、Medicare Advantageプランの最大発行者、薬局給付の大手プレーヤー、そしてLHC Groupの買収を通じてホームヘルスのプロバイダーでもあります。

株価は今年8%下落しているものの、利益は増加傾向にあり、2023年と2024年の両方で約13%増加すると予想されています。S&Pは、同社の四半期配当が今年21%増の1株2ドルになると見ています。この場合、株価は直近の488ドル前後で1.6%の利回りとなります。利回りはそれほど高くないかもしれませんが、景気が悪くなってもヘルスケアに対する需要は弱まることはないと思われます。

*過去記事 配当株

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