次のブル相場で大きな反発が期待できるサイバーセキュリティ株2つ

2022年の米国市場はほとんどの投資家にとって厳しい1年となりました。しかし、だからこそ今は次にやってくるであろうブル相場に備えて準備を行う、絶好の機会となっています。

サイバーセキュリティのリーダーであるクラウドストライク・ホールディングス(CRWD)とZスケーラー(ZS)の株価は今年それぞれ、65%と70%と大きく下落しています。しかし、両社は毎四半期、モンスター級の決算を報告し続けており、次の強気相場が始まったときに反発する可能性は非常に高いと思われます。

クラウドストライク・ホールディングス(CRWD)

クラウドストライクは、エンドポイントセキュリティから脅威インテリジェンスまで、複数のサイバーセキュリティ分野に対応する23のソフトウェアモジュールを提供しています。

他のベンダーのソリューションとは異なり、これらのモジュールはすべて単一のセンサーを通じて提供され、デバイスを再起動することなくインストールすることができます。

さらに、クラウドストライクは、膨大な量のデータをクラウドソーシングするためにプラットフォームを構築し、その人工知能エンジンが脅威の検知に比類ない効果を発揮しています。

同社は他のサイバーセキュリティベンダーよりも効果的で、便利で、包括的な製品群を提供しており、この優位性により、そのプラットフォームはいくつかの業界でゴールドスタンダードとなっています。

今年初め、フォレスター・リサーチは、クラウドストライクをエンドポイント検出およびインシデント対応サービスにおけるリーダーとして評価しました。さらに最近では、コンサルティング会社のフロスト&サリバンが、クラウドネイティブ・アプリケーション保護と脅威インテリジェンスにおける同社のリーダーシップを賞賛しています。「クラウドストライク サイバーセキュリティ分野のリーダーとコンサルタント会社が賞賛

クラウドストライクは猛烈な勢いで成長しており、今年の年間売上は20億ドルに達して、史上2番目に急成長したソフトウェア企業となりました。他の指標も同様に素晴らしいもので、第3四半期に顧客数を44%増やし、ネット・リテンション・レートは98%以上を維持しました。これは、過去1年間にサービスを停止した顧客が2%未満であったことを意味しており、同社のプラットフォームが生み出す価値の高さを物語っています。

クラウドストライクのこの勢いは今後も続くものと予想されます。経営陣は、2023年の市場規模を760億ドルとしていますが、今後の技術革新によって、2026年には1580億ドルにまで拡大する可能性があります。また、株価は現在、売上高の11.8倍で取引されており、2019年にクラウドストライクが上場して以来、最も低い評価額となっており、今がこの成長株を購入する絶好の機会となっています。

*過去記事はこちら クラウドストライク CRWD

Zスケーラー(ZS)

Zスケーラーは、ネットワーク・セキュリティ、クラウド・ワークロード保護、デジタル・エクスペリエンス・モニタリングに特化しています。

セキュリティ・サービス・エッジ(SSE)として知られる同社のプラットフォームは、プライベート・データセンターではなくクラウド上でトラフィックを検査し、ゼロトラストポリシーを適用することにより、企業ネットワークを近代化するものです。

これにより、オンプレミス・アプライアンスのコストと複雑さが解消され、ユーザーはあらゆるデバイスや場所から企業のリソースに迅速かつ安全にアクセスできるようになります。

さらに、Zスケーラーは世界最大のネットワーク・セキュリティ・クラウドを運営しています。そのプラットフォームは毎日2500億以上のリクエストを処理し、その過程で300兆を超えるセキュリティ・シグナルを取得しています。

これらのデータの一つ一つが人工知能モデルに反映され、Zスケーラーは他のネットワークセキュリティベンダーよりも優れた脅威からの防御を提供することができます。そのため、ITリサーチのスペシャリストであるガートナーは、現在まで11年連続でZスケーラーを業界のリーダーとして認めています。

この強力な市場での地位は、一貫して業績にも反映されています。直近の四半期では、売上高は54%増の3億5600万ドル、非GAAPベースの純利益は110%増の希薄化後1株当たり0.29ドルに達しました。

今後の見通しとして、Zスケーラーは、前四半期中に前年比57%増の27億ドルの残存履行義務(RPO)を計上しました。RPOは将来の売上成長の先行指標であり、RPOが現在の売上よりも急速に増加しているため、Zスケーラーは今後の数四半期、トップラインの成長を加速させる可能性が非常に高いと予想できます。

経営陣は、サービス可能な市場機会を720億ドルと見積もっており、企業ネットワークの近代化とセキュリティ確保を目指す組織が増える中、Zスケーラーは大きな利益を得るものと予想できます。実際、ガートナーによれば、SSEプラットフォームの企業への普及は、2021年から2025年の間に4倍になると予想されています。これはZスケーラーにとって非常に大きな追い風になるはずです。

現在、株価は売上高の12.8倍で、2018年以降で最も安いバリュエーションで取引されており、クラウドストライクと同様に今が購入する絶好の機会となっています。

*過去記事「決算発表後に急落のZスケーラーをアナリストが評価

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