40%近い上昇の余地ありとしてユニティに買い推奨

ニーダムのアナリスト Bernie McTernan氏は、10月7日に ビデオゲーム開発ツールメーカーのユニティ・ソフトウェア(U)のカバレッジを開始し、格付けを「買い」として12ヶ月後の目標株価を50ドルに設定、6日の終値から39%の上昇の余地があることを示しました。

 同氏は、需要の高まり、ユニティ によるアイロンソース(IS)の買収完了の可能性、同社が実施した値上げなど、複数の理由によって同社に対して強気のスタンスを取っているそうです。

ユニティ の Create プラットフォームは、2D および 3D プロジェクトを作成するためのツールをユーザーに提供するもので、「クラス最高のもので、ゲームやその他の分野で高まる、リアルタイムでインタラクティブな 3D コンテンツの需要から恩恵を受けるはず」だと同氏は分析しています。

またMcTernan氏は、ユニティのプラットフォームに対する需要は、「厳しい競争と消費者支出の減少」から同社を守るはずだとも付け加えています。

アイロンソースの買収が完了する可能性があることも、ユニティを助けるはずだとMcTernan氏は言います。「アイロンソースは利益を上げており、ユニティは我々のスタンドアローン予測が想定している2023年より早くそこ(黒字化)に到達するだろう」と述べています。

両社は7月に全株式44億ドルの合併案件を発表しており、この合併により2024年末までに調整後利益で10億ドルのランレート、3年目までに年間調整後利益3億ドルのシナジーが期待できるとしています。

また、同氏は、売上増加のための潜在的な好材料をいくつか指摘しています。1つは、ユニティが10月13日から値上げを実施することで、これが 「今後12ヶ月間の同分野の売上成長に対する重要なドライバー 」になるはずだと考えているそうです。

そして、ユニティの非課金ユーザーが課金ユーザーに転換する可能性を同氏は指摘しています。同氏は、ユニティのプラットフォームにいる約100万人のクリエイターがサービスにお金を払っていないと見積もっており、その半分でも転換できれば、「2億ドルから2億6000万ドルの売上増に相当する」と見ています。

ユニティの株価は今年に入ってから大きく下落しており、2022年に74%下落しています。

*過去記事「ユニティ アップロビンの買収提案を拒否して急落

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