厳しい状況が続く半導体業界において、今おすすめの3つの銘柄

AMD

バーンスタインに所属する半導体アナリストのステイシー・ラスゴン氏は、9月12日、経済環境が悪化しつつあり、半導体ビジネスのトレンドとファンダメンタルズにさらなる弱点があることを示す証拠が増えつつあると投資家に注意するよう警告しつつ、そんな環境下であっても「アウトパフォーム」という買い推奨ができる銘柄として、ブロードコム(AVGO)、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、クアルコム(QCOM)という3つの銘柄をあげています。

同氏はそれぞれの目標株価をブロードコムが675ドル、AMDが135ドル、クアルコムが175ドルと設定しました。現在の株価から見るとこの数字は、ブロードコムが28%、AMDが60%、クアルコムが32%の上昇の余地があることを示しています。

ラスゴン氏によると、ブロードコムは競合他社よりも将来の受注の見通しが良く、同社のソフトウェア ビジネスは半導体業界の変動をある程度相殺できる可能性があるとのことです。また、同社の高い利益率と魅力的なバリュエーションにも注目しています。

AMDについては、高い利益率と魅力的なバリュエーションを持つことを指摘し「AMDはその優れた製品力により、厳しいPC業界の中でも成功することができるだろう」と述べています。そして、「AMDはインテルの失策にますます乗じているように見えるし、現在の株価下落局面でまさに魅力的な価格となっている」と高く評価しています。

クアルコムについては、ハイエンドスマートフォンへの進出をうまくできると同氏は予測しており、この分野はモバイル市場全体よりも比較的よく持ちこたえている分野だと評価しています。

3つの銘柄の中では、ブロードコムが最も景気変動リスクが低いとラスゴン氏は評価していますが、AMD、クアルコムも魅力的なバリュエーションで堅実な銘柄であると述べています。

*過去記事
半導体業界において好調さが際立つブロードコム
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