今買うべきAI関連銘柄のトップ3

人工知能(AI)は、多くの企業が革新的な方法で活用している新興分野です。AIと言えば話すロボットのようなイメージを持たれがちですが、それに止まるものではありません。広告効果の最大化、サイバーセキュリティ、クラウドサービス、その他多くのアプリケーションにAIは関与しています。

AIを活用して成功している銘柄に投資することで投資家は長期的に大きな利益を得ることができます。そんなAI関連銘柄のトップ3をモトリーフールがピックアップしていますので、ご紹介します。

トレードデスク(TTD)

広告は、ケーブルテレビや衛星放送のリニア広告から、コネクテッドテレビ(CTV)、ビデオ、ソーシャルメディア上のターゲットデジタル広告へとシフトしつつあります。CTVとは、インターネット回線に接続されたテレビ端末のことを指し、ネットフリックスやDisney+のようなストリーミングサービスを見ることができます。ある調査によると、広告主の60%がCTVに予算をシフトしていることがわかっています。

このシフトが起こっているなかで出番を迎えているのがトレードデスクです。同社は広告主のパートナーであり、広告主やその代理店が毎日数十億のデジタル広告の機会から選択できるプラットフォームを提供しています。このプラットフォームは、AIを使用して、投資収益率を最大化する最適化された広告キャンペーンを生成し、重要なインサイトを提供します。

トレードデスクは成長を続けており、2021年度には売上高12億ドルに到達しました。そして、2022年度の第1四半期は前年同期比43%増と、この成長が続いています。また、同社はGAAPベースで利益を上げており、多くの調整後EBITDAを生み出している、グロース株としては珍しい存在です。

ウォルマートは、ウォルマート・コネクト・ショッパー広告構想のパートナーにトレードデスクを選択しました。また、ネットフリックスは特定のレベルで広告が含まれている階層型サブスクリプションパッケージにそのモデルを変更しようとしていると見られており、そうなればトレードデスクに巨額の売上をもたらすことになりそうです。ネットフリックスの元CEOがトレードデスクの取締役に就任していることも同社にとっては心強い材料です。

トレードデスクの株価は現在、この1年間の最高値から54%も下落しており、投資家にとっては絶好のエントリーポイントを提供してくれています。

*過去記事はこちら トレードデスク TTD

クラウドストライク(CRWD)

データ漏洩やランサムウェアは、毎年世界経済に何十億ドルもの損害を与えています。日常生活や経済的繁栄の多くがコンピューターやクラウドインフラと結びついているため、常に保護する必要があります。クラウドストライク は、AIを搭載したクラウドネイティブなFalconプラットフォームを使って、まさにそれを実現しています。

クラウドストライクは、脅威インテリジェンス、エンドポイント保護、その他のサイバーセキュリティサービスを、Fortune 100の65社を含む16,325社を超える顧客に提供しています。同社のサブスクリプション顧客数と売上は、2018年度に1,243社、1億1,900万ドルだったものが、2022年度には16,325社、14億5,100万ドルに伸びると見られており、その成長のペースは驚異的と言うほかありません。

トレードデスクと同様に、クラウドストライクの株価はこの1年間の最高値から46%も下落しています。現在は売られ過ぎの状態になっていると思われ、押し目買いのチャンスとなっています。

*過去記事はこちら クラウドストライク CRWD

アマゾン(AMZN)

AIの台頭がもたらすことの1つは、生成されるデータの量を大量に増やすことです。そして、そのデータには膨大な量のクラウドインフラが必要であり、そのためアマゾンの事業が活況を呈しています。アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は、市場全体の33%を占める、誰もが認めるクラウドインフラのリーダーです。

AWSは高収益をあげつつ売上を伸ばしています。祖業のeコマースが苦戦しているアマゾンにとってAWSは救世主です。AWSの成長とともにアマゾンの収益性は高まっており、営業利益率は2019年度の26.3%から2022年第1四半期には35.3%まで上昇しています。

アマゾンの株価も現在、この1年間の最高値から39%下落しています。6月3日には株式分割も予定されており、アマゾンに投資するにはここ数年で最高のタイミングかもしれません。

*過去記事はこちら アマゾン AMZN

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