トレードデスク ネットフリックスの広告導入は好機と格上げ

ストリーミング大手のネットフリックス(NFLX )は、番組中の広告を含む、顧客にとってより手頃な価格の購読オプションを追加する方法を模索していますが、この動きがデジタル広告購入プラットフォームのトレードデスク(TTD)に大きなチャンスをもたらすかもしれないとアナリストが分析しています。

ネットフリックスの最高経営責任者リード・ヘイスティングス氏は4月、ネットフリックスが20万人の純加入者数の減少を含む期待外れの四半期決算を発表した後、同社が広告付き加入層を模索することを明らかにしました。

シュティフェルのアナリストであるマーク・ケリー氏は、リサーチノートで、ネットフリックスからの発表は 「大きな出来事」で、「近い将来のCTV広告の状態に関する我々の見解を変えるものだ」と書き、トレードデスクの格付けを「ホールド」から「買い」に格上げしました。

ネットフリックスの動きにより、「すでに起きているリニア広告費のビデオ/AVODプラットフォームへのシフトが加速される可能性が高い」というのが同氏の見解です。

ケリー氏が妥当と見るネットフリックスの広告費を前提に、トレードデスクの売上は2023年に3億ドル増、ブルケースでは9億5000万ドル増になると同氏は試算しています。また、トレードデスクの目標株価を50ドルから80ドルに引き上げています。

*過去記事はこちら トレードデスク TTD

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